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・名前は不明(水無月　エリス) ・年齢は不明(21) ・生年月日は不明(六月六日) 赤ん坊の頃、道端に置かれていた彼女はあるとても小さい孤児院の「先生」に拾われ、その人に育てられる。 その孤児院には全部で10人ほどの孤児がいた。 名前、年齢、生年月日、親の行方など彼女のことが全くわからなかったため、名前は先生の名字ととある女神の名前。 年齢・生年月日は拾われた日を0歳の誕生日にし、今は21歳。 本当の親がいないことが理由となり暗い人生を歩まないよう、戸籍上彼女は水無月家の子供となった。 彼女は「先生」を母親のように慕った。 周りの孤児は先生と呼んでいたが自分だけが「お母さん」と呼んでいることを不思議とも思っていなかった。 むしろ優越感すら感じていたのかもしれない。 (その理由は、周りの子が大きくなり、先生が実の母親ではないことを知った。か、小さいころから先生が母親ではないことを認知していたからである。) 彼女が「先生」は実の母親ではないということを知ったのは中学校を入学するとき。 先生から話をした。 その事実を知ってもなお「先生」母親のように慕った。 だが、もう「お母さん」とは呼ばなかった。 超難関校と言われる高校にも無事入学し、明るい性格のおかげで友達もたくさんできて学校生活も残り1年といったところで事件は起きた。 ある嵐の夜、ふと目が覚め談話室に降りた彼女は見たのである。 自分と同じオッドアイ、同じ桃色をした髪の毛の女性が血まみれの「先生」を見下し、ナイフを持って立っていたのを。 その女性は去り際にこう言った。 「貴女の本当の母親は私なのに、この女が私の大切な〇〇を奪うからいけないのよ。」 女性は去っていき、「先生」は息を引き取った。 彼女は自分の母親と名乗った女性に「先生」を殺され感情を失った。 彼女の中に残ったものは自分の母親を殺さなければいけないという殺意だけだった。 そこから彼女は自分の母親を探して殺すため高校を中退。 裏社会でコンピューターのハッキング作業などをしてお金を貯め、孤児院を出た。 孤児院を出てからは、憎い母親と同じ目と髪でいるのはおかしいのではないかと思い、右目を抉り取って、髪を染めた。 そこから彼女は母親を探しつつ裏社会で金を稼いでいる放浪者である。 エリスは「不和」「争い」の女神である。 彼女の怒りは致命的で恨みが永劫に続くと言われていた。 つまり水無月は感情を無くしてもなお、自分の母親への怒りで動いている。 ◎ロスト済み 　・「グリード　インザ　ビーチ」

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