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PC3 ・記憶のカケラ 　『青い花』：初期 　　鮮やかな青い花を手折る。花びらは、息苦しい世界でも 　　彩度を落とさず、みずみずしかった。 　　誰のため、なんて些末なこと。その花の色だけを覚えている。 　『親友』：R.I.P【前編】 　　かつて君には親友と呼べる人がいた。 　　たくさんの笑顔を共にして、何度か衝突もしたが、君はその人を愛していた。 　　尊い思い出の果てで、君たちは何を約束したのだったか。 　『青い嘘』：R.I.P【前編】 　　手折った青は、みずみずしかった。 　　こんな世界でも瑞々しく咲く、その事実が異様だと、気づかなかったのだろうか。 　　それとも、気づきたくなかったのだろうか。 　『遠い約束』：R.I.P【後編】 　　「海に行きたいと思うんだ」 　　君の友人は、ある日突飛なことを言い出した。 　　シェルター生活のこんな土地で、彼は自慢げに白い貝殻を取り出して、父さんがくれたんだと笑っていた。 　　貝殻のブレスレットは、約束の証。 　　それは、今は遠い、海を夢見た少年の思い出。 ・たからもの 　『貝殻のブレスレット』→『約束のブレスレット』 　　劣化し、今にも壊れてしまいそうな貝殻のブレスレット。 　　ところどころ、手作りらしき風情がある。 　　それは、今は遠い海の名残。

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