タグ： 櫻木家 元ロスト

島ヶ原家に生まれた長女。家庭環境が最悪で虐待が日常的にされていて、擦り傷切り傷打撲跡等体の見えない所に数多く残っている。両親とは似ても似つかない容姿をしていたからか、幼い頃から頭がよく子供らしくなかったからか、親からは失敗作、化け物とよく詰られていた。生まれなきゃよかった、何で生きてるの、要らない子、そう言われて育った為閉鎖的な性格になっていった。でも、心の何処かでは誰かに愛されたいと、愛される子になりたかったと思っている。何時でも薄く笑みを浮かべており、一見すると優しい人の様に見えるその態度も表情もその実何も感じていないし思ってもいない。心の平穏の為に、全ての感情を表に出さない様にしている。ただ、心の底で思っている願いを叶えたいとも無意識に思っており笑顔でいれば愛されると愛してくれると誤認している。 小さい頃に出会った毒喰瀬羅(どくばみ せら)(モチーフ:セミラミス)に同性ながらも惹かれ、瀬羅を守る、大切にしなきゃと幼いながらに思い小中高と同じ学校で過ごした。幼少期から浮いていた為か、小中高通して瀬羅以外の親しい友人があまりいなかった。強いて言えば、同級に音瀬郁斗(おとせ いくと)(モチーフ:シェイクスピア)がいた程度。沙希の世界はその二人で完結している。だが、大学進学前に瀬羅は交通事故により沙希の目の前で亡くなってしまった。その後、大学在学中に音瀬を同じく交通事故により目の前で亡くした。その事で、開いていた心を再び閉じてしまい感情も心も、一切波立たせない様に生きようと決めた。葬式の独特の匂い、雰囲気、場所が酷くトラウマになっている。世界(二人)が壊れた場所だから。自分が二人に不幸を齎したと責め立ててくるから。 大学卒業後、速攻で独り暮らしをし始め余り人と接する機会の少ない職業に就いた。大学在学中に先輩に言われた「笑顔が気味悪い」という言葉が突き刺さりそれ以前から貼り付けた様な笑みを浮かべていたが、それ以降からは出来る限り自然な笑みに見える様に努めている。笑っていれば愛してくれる、愛されると、間違った認識のままで。幼少期からの両親の罵倒から、自分は何をやっても無駄、駄目なんだという思考が染みついている。でも、自分の生きる意味が欲しいとも思っている。生きる為の理由が、再び欲しい。 世界の全てだった二人がいなくなった事で、常に息苦しさや閉塞感を感じている。半ば心ここに非ずな状態であったりする。すまし顔や誤魔化しが上手い。世界が崩壊した時から、沙希の時間は止まったまま。身体だけが大きくなった、精神は小さな子供のまま。大人ぶった傷を隠す小さな子供のままである。常にカソックを身に纏っており、まるで神父の様に見えるが実際は違う。年がら年中長袖で過ごしていて、理由は傷を他人に見せたくないため。恥ずかしいからという理由からではなく単に見苦しい、見せるものではないと考えているから。 大学在学中に花室千代と友人に。世界に入る程ではないが、それなりに大事に思っている。傍に居て居心地がいいと感じる程には。今では宵市市にカフェを開いた彼女の元に偶にふらりと訪れる事がある。何気ない会話を心地よく感じていていつも聞き手に回っている。自分の事を聞かれるとはぐらかしてしまう。 【RESPONSEについて】 31歳。独身。一年前に起こった事件(CALLING)で、燃えた診療所やその診療所内で閉じ込められたまま焼け死んだ事実を分かってしまった事や友人が本当は死んでいて共に居た存在は別物だったという事実、共に居た友人の大怪我を近くで見てしまった事等が重なり恩師である一色先生の見舞いの為にしか最初の頃は訪れなくなっていた。千代の作った灯篭が結局流せていないのを分かってはいるが、踏ん切りが中々つかなかった為中々訪れる事が出来ずにいた。今回は宇佐見さんや咲良さんからの誘いと、一年前結局千代さんの灯篭を流せていないしせめて流さないと、と漸く思えるようになったのと、迷いに迷っていた気持ちを整理、清算する為にもと思い宵市市に足を運ぶ事に。自分の喉元で、胸の中で蟠ったそれらを、無くす為に。こわいけど、前に進める様に。記憶は消せないけど、乗り越えれる様に。きっと、今の自分を見たら二人が怒ってくるだろうから。ぎゅっと胸元のロザリオを握りしめて、思う。――――どちらにしろ、今の自分を見たら二人は怒るだろうけれど。 新しくトラウマに炎(火)が追加された。料理などの火は平気だが、付ける瞬間の音だったり炎と呼べれる程の大きさの火は見るだけで動けなくなってしまう。(ふわっと設定) 一人称:私、(不安定になると)沙希 二人称:貴方 三人称:基本さん付け 4月12日生まれ(島原・天草一揆終結日並びに天草四朗死没日) 好きな事:特になし、強いて言うと読書 嫌いな事:炎全般、葬式・火葬等に関する全て 「…私は、島ヶ原沙希と言います。…貴方の好きに呼んでください」 「瀬羅さんと郁斗さんは、死んだんじゃないんです。…ただ、寝ているだけ。だから、沙希が」 「…電気系統なら、得意な方です。何かあれば言ってくださいね」 「瀬羅さん、郁斗さん…貴方達がいないなんて、嘘です…あの人達の言う事が可笑しいんですよ、だって、わたしの世界なのに、さきのせかいが、こわれるわけないのに、おかしい、こんなの」 「………私が許せないのは、記憶の端にある、あの影達。アレらは、良くありません。アレらは憎むべきもの。アレらは排除すべきものです。アレらが、私の全てを奪っていった。………でも、私の心は凪いでいなければならないのです。そう、決めた」 「…何を言っているのですか。瀬羅さんと郁斗さんは死んでなんていません。…ただ、眠っているだけです。だから、私は目を覚まさなきゃならないのです。私が彼女達を目覚めさせなくてはならないのです。…………………ほんとうに？」 「…葬式の場は、苦手です。如何しても、私を責め立ててくるような感覚になるから。瀬羅さんと郁斗さんを、私が殺したと…私が彼女達に不幸を齎したと、囁いてくるから」 「私がどうして、生きているのでしょうか。生きていてほしかった人は皆、居なくなってしまったのに。………いっそ、私も連れて行ってほしかった」 【大切な人】 ・毒喰 瀬羅(17)(故) 良くあるぐいぐい他人を引っ張っていくタイプの女の子。小学校に入る前からの友人。不遜な物言いが目立っていたので割と孤立していた。が、気にしてない。沙希や郁斗という面白い人に出会ってるから他はどうでもいいと考えている子。高校の時、飲酒運転で突っ込んできたトラックが沙希に当たりそうだったのを助けた為即死。でも、面白く大切に思っていた沙希を助けられた瀬羅は最期に微笑んで死んだ。 「我がいなくては、沙希はやってゆけぬ。…そう思っておるのだ。だから、我が沙希を見てやらねば」 「沙希、貴様また一人で何かしおったな？散々我らに言えと言っているというのに！」 ・音瀬 郁斗(20)(故) 高校からの仲で、何故かいつも一緒にいた。本人は沙希と一緒に居ると面白い事が起こる！つまりは話のネタになる！という、彼が所属していた新聞部や彼自身の趣味の物書きの為であった。何故か大学も同じだった彼だが、実は瀬羅が死んだ後の沙希の傷心ぶりを心配しての事だった。彼女の代わりにはなれないが、沙希の為に…と思っていた郁斗も、大学2年の時に工事中の建物近くを沙希と歩いていた時に鉄骨が降ってきた際に沙希を庇って下敷きに。ほぼ即死だった。 「吾輩、物語の結末を見るまでは沙希からは離れませんぞ！ええ絶対に！」 「沙希、その様な有様では瀬羅が怒りますぞ？仕方ないのでこの吾輩、沙希に言い含める所存！」 【総合ステータスポイント】 129 【お胸】 17 【不定の狂気】 【依存】何か1つの事に執着し、依存してしまう。対象は人でも物でも構わない。⇒ロザリオ ⇒4卓分orヶ月継続 【チャパレ用】 CCB<=　【】 CCB<=　【SANチェック】 CCB<=85　【幸運】 CCB<=90　【アイデア】 CCB<=99　【知識】 CCB<=68　【回避】 CCB<=58　【こぶし】 CCB<=40　【キック】 CCB<=45　【隠す】 CCB<=77　【聞き耳】 CCB<=50　【忍び歩き】 CCB<=90　【図書館】 CCB<=70　【目星】 CCB<=79　【電気修理】 CCB<=84　【言いくるめ】 CCB<=52　【その他言語(英語)】 CCB<=15　【経理】 CCB<=80　【コンピューター】 CCB<=80　【電子工学】 CCB<=30　【物理学】 【職業特記】 《コンピューター》に+10％のボーナス 【特徴表】 眼鏡を掛けている(D)：探索者は常時眼鏡を必要とする。眼鏡を失えば、視覚に関する技能はキーパーの判断で20％減少することがある。1d6→1 急速な回復力：新陳代謝能力に優れている。耐久力を回復するロールの結果に+1 【年収・財産】 3000万・1億5000万 【関係】 七歩考代/友人/ひだりん【 http://charasheet.vampire-blood.net/1500643#top 】 宇佐見勇志/友人/さくりん【 http://charasheet.vampire-blood.net/1443256 】 花明咲楽/友人/つっつん【 http://charasheet.vampire-blood.net/1443253 】 テオドシウス=イェーケン/どっかで会った人/あっきー【 http://charasheet.vampire-blood.net/1179209 】 月明雪/どっかで会った人/ひだりん【 http://charasheet.vampire-blood.net/1448255 】 【イメージソング】 失敗作少女 【出自表】 疎まれた子 【記憶の欠片】 死人使い：大切な人が死んだ。いいえ。きっと眠っているだけ。目を覚まさなくちゃ。きっと目を覚まさせてあげる。その為に、死んでも貴方は目覚めたのだから。でもあの人はどこで眠っているのだろう。⇒瀬羅、郁斗 覆う影：大きな黒い影が貴方に覆いかぶさってくる。貴方は其れに酷い事をされたのだ。思い出すと頭の中をかきむしりたくなる。憎い、あの影が憎い。アレはきっと貴方を蘇らせた奴だ。間違いない、きっと。⇒両親 【チケット】 成長チケット　1枚(未使用) 【使用モチーフ】 天草四朗時貞(Fate/Grand Order(Fate/Apocrpha)) (イメージとしては、生前の天草四朗とサーヴァントとしての天草四朗を混ぜた感じ) 【RESPONSEにて】 私は、もう目の前で誰かを失うのが嫌でした。…だから、誰であっても見捨てたくないんです。例えそれが、全ての火種にしかならない人でも。…だから、ごめんなさい。二人を、三人を残して、私は、私達は死にます。さようなら、七歩さん、宇佐見さん。私は、一足先に、二人と先に待っています。………いえ、三人、でしょうか。もう少し、皆と過ごしたかったなぁ…ごめんなさい。でも、瀬羅さんも郁斗さんも、きっと胸を張って私を褒めてくれると思うんです。「よくやった」って。 ………だから、悔いはありません。見捨てて後悔するよりも、私はするべきことをして死にたい だから、二人には………ごめんなさい。辛い記憶を残して。ごめんなさい、ごめんなさい。………でも、ありがとうございます。きっと二人なら、私達の事を覚えてくれてるって思ってます。…酷いけれど、私達の事覚えていて下さいね、考代さん、勇志さん。ありがとう、ごめんなさい。………千代さん、ごめんなさい。 でも、私はこの選択で、後悔はありません。これが、失敗作だってずっと言われた私の、「私自身」の選択です。紛れもない、私一人の。誰にも定められたものでもない、たった一人、私だけの。だから、悔やまないで下さい。だから、悲しまないで下さい。だから、覚えていて下さい。だから、笑って下さい。だから、偶には……私達の事を思い出して、笑って思い出話にして下さい。 それまでは、きっと辛いかもしれません。……でも、きっといつか昇華して、思い出に出来ます。どんなことだって。辛い記憶だって、悲しい記憶だって、なんだって。きっと二人は、千代さんは乗り越えられます。…全てを諦めた私でも、分かります。貴方達はきっと、私達の記憶を乗り越えられるって。 流せなかった私達の灯篭、流してください。私達の命を、私達の灯篭を。 ありがとう、七歩さん。ありがとう、宇佐見さん。ありがとう、千代さん。私と一緒にいてくれてありがとう、咲楽さん。ありがとう、ございます。…ありがとうございました。 ……爪痕を残してしまって、ごめんなさい 【参加シナリオ】 2017/10/13　「CALLING」　END3　生還 2017/10/27　「RESPONSE」　ロスト 2018/3/10　「哀憐レスキュー」　ベストエンド　救済、生還。

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