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「困ってる奴を放っとくのはダセぇしな、俺も乗るぜ、その話」 『何、気にすることはない。ヒーローたるもの、多少の逆境程度は乗り越えなければキミ達にガッカリされてしまうからね』 「やるぞ、ウェルッ！」　『ＯＫ，始めようかレイジ。私達の“パラドクス”を』 “パラドクス”一之瀬 零示（いちのせ　れいじ）＆ウェル 身長：178cm 体重：70kg 好きなもの：カッコいいもの全般、から揚げ（レイジ）　規則正しいもの、人間、味噌汁（ウェル） 嫌いなもの：ダサいもの全般（レイジ）、怠惰なもの（ウェル） 趣味；バイク関連全般、ヒーロー関連雑誌収集（レイジ）、知識の収集、レイジ観察（ウェル） 特技：ショートスリープ（共通）、バイク運転（レイジ）、情報収集（ウェル） クセ：カッコいい言動、行動が決まったと思った際ガッツポーズを行う（レイジ）、説明や忠告の際人差し指を立てる（ウェル） コーヒー派ですか紅茶派ですか：そりゃあ勿論「ブラックコーヒーだぜ」『ミルクティーだね』「おいウェル、同時に言うんじゃねえよ、こんがらがっちまうだろうが！！」『発言する順番を決めていなかった以上、私達双方の責任と考えるべきではあるかな。ああ、すまない、我々は体こそ一つだが、心は二つでね』「考え方から好きなものまでバラバラなのさ、当然だろ？」 【設定】 １7年前のヴィランズイヤーに敵として出会ったヒーローとヴィラン。 幾度となくぶつかり合い、同じ苦難を味わってきた二人は―――恋に落ちた。 一之瀬零示という少年は、この二人の間に生まれた子供である。 そして、彼は両親が所持していた“遺産”を彼らが振るっていたそれとは全く異なる形で振るう“継承者”でもある。 ――彼の者の名はパラドクス。“最新の遺産”たる矛盾の剣をその手に悪と戦う、ひとりでふたりのヒーローだ。 【レイジ】 夜来学園に通う高校一年生の少年。夜来学園生ではあるがその実力は 同期の学園生としても非凡なレベルに達しており、他ヒーローの監督という条件付ではあるが ヒーローライセンスの所持、ヒーローとしての活動が認可されている。 両親が誕生当時ヒーロー、ヴィランであり、レネゲイドウォー真っ只中に生を受けたという 特異な生活環境で生まれ育った身ではあるが、当人の性格は何故か至って呑気。 カッコいいか、ダサイか。 自らの行動規範は概ねその二つという極めてシンプルな信条を持っており、 ヒーローを目指した動機も“カッコいいと思ったから”という一点に尽きる。 一方でその生い立ち故か他者に対して寛容であり、困っている者がいるとあらば彼は迷わず彼らの元へと駆けつける。 それが何よりもカッコいいことだと信じているからだ。 【“矛盾の聖剣”マクスウェル】 レイジが所有する遺産であり、“パラドクス”の固有能力そのもの。 同じ遺産継承者同士であったレイジの両親が結ばれた時……彼らが有していた遺産のレネゲイドの一部が レイジへと受け継がれ混ざり合った結果誕生した、古代レネゲイド文明が全く関与していない“最新の遺産”。 +-問わず熱を操る能力を持ち、最大開放した際には無限の+と-の相転移によって生まれる破壊の力場によって あらゆるものを崩壊消滅させる脅威のポテンシャルを有する……が、当然のことながらヒーローが振るうには あまりにも強大過ぎる力であり、普段は幾つかのリミッターによってその力を封印されており、 普段はモルフェウス由来の能力によって聖剣のデッドコピーを作り出すことによってパラドクスは戦闘行動を行う。 また、この遺産を使う条件には衝動に振り回されない強い意志が求められており、 仮にパラドクスが暴走した場合、パラドクスの全能力はリザレクト以外封印される。 また、この聖剣は自我を有しており、もう一人の“パラドクス”そのものでもある。詳しくは後述。 【ウェル】 正式名称：マクスウェル。ウェルはレイジからの通称。 レイジが振るう遺産、“矛盾の聖剣”マクスウェルに宿るレネゲイドビーイングであり、 その力の継承者たるレイジとは肉体を共有する共生型レネゲイドビーイングとしての関係にある。 矛盾の聖剣の誕生によって新たに発生したレネゲイドビーイングではあるが、 元の遺産の記憶の一部を受け継いでいる為、その人格は大人そのものでもあり、同時に深い知識を有する。 レネゲイドビーイングとしての性質に違わず人間というものに対して強い興味を持ち、その関心は主に宿主であるレイジに対して向けられる。 人間の文化に対する知識に対しても貪欲であり、暇があればレイジの肉体を借りて読書に勤しむ。 性格は常に冷静で落ち着いた物腰だが、同時にジョークも解する紳士。 その真面目さから普段呑気なレイジをたしなめる役目も多いが、いざ有事となれば互いに息の合ったコンビネーションを発揮する。 【余談諸々】 レイジ、ウェル共に睡眠中夢を見ることはない。 彼らは眠ってる最中は互いに意識を共有した明晰夢のような状態となり、目が覚めるまでは互いに 戦闘の訓練や勉強などを行って過ごす。この為、同級生と比して戦闘経験の密度や知識量が明らかに高くなっている。 レイジとウェル、それぞれの意識の優先権は等価であり、その場その場の状況や相方の要望などに応じて任意で切り替わる。 ウェルはレイジの家族と仲がいい。というよりも実質レイジの双子の兄弟のようなものとして接されている。 ウェルもまんざらではない。

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