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「お姉様たちがいれば、私は安心なのです」 「戦いのときはしっかりと舞台を見るのです。高貴な人は美しく踊れるのです」 「（いっぱい、いっぱい愛してほしいのです……。いつか、あの方に……）」 ピンクのロングヘア―の小さな小さな少女人形。小さく愛らしい姿は、まるでおとぎ話にある「親指姫」のよう…… 普段は可愛らしい笑顔と話し方だが、その姿表情の裏では、常に危険が付きまとう廃れた世界を見据える眼と思案が覗かせる。 1人では殆ど何もできないが、誰かといるからこそ、力を存分に発揮することが出来る。 誰かから貰った大切なベゴニアの髪飾り。花言葉は「あなたについていく」。 あの人に……、姉妹たちについていきたいからこそ、私はお姉様たちの手助けに廻る。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― （NC専用情報） 本当は、お母さんからたくさんの愛情が欲しい。大切なあの娘から、壊れるほどの愛を注いでほしい。 だけど……わからない。 お母さんはどこ？　あの娘は、もういなくならないよね？ 不安、怖れ……それを払いのけるための、愛の「渇望」。 もし、お母さんやあの娘への思いは片思いでも……。あの時、みんながくれた愛される喜びを知っている。もう一度欲しい。 忘れてしまった記憶を思い出した時は、もう一回、告白をしよう。 だから、今は冷静でいなくちゃ。高貴で、気高く、美しく、目まぐるしく変わる状況を見据えなきゃ。 あの娘やお姉様たちが見ているところでは、きちんとした姿を見せておこう。 そうすれば、いつか、みんなから、あの娘やお母さんから……。 「愛してくれる」その思いを心に秘めて、廃れた舞台で踊ろう。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【メインマニューバなど】 廃れた世界ではかなり特殊なカードを投げて戦うという、少々トリッキータイプ。案外飛距離はあり、閃光の如く飛ぶカードは切れ味や攪乱も出来る。 また、不思議な力を用いて、姉妹たちの援護や敵の妨害を行う。 【花冠】 寂しい世界になる前、誰かが作ってくれた花冠。いろんなお花が華やかに咲いていた。 私に被せてくれたあの人は、可愛いって言ってくれた気がする。 今は……もう自分がちょっとだけ作れる花と、大切な人から貰った髪飾りだけ。 いつか、また、あの暖かく幸せな時を象徴する、花冠を。もう一度……。 【誘惑】 大好きだったあの人に抱き着いた。あの人はどんな表情だったかは忘れたけど……答えてくれた。 それから……小さな躯体だけど、それ以上にいっぱい愛してもらった。 今はこんな身体だけど……。 また、いっぱい愛してもらえるのかな……？ 【優しい嘘】 とある先生がついてくれた嘘。今はもう叶わないことは分かってる。 でも、当時の自分はその嘘に縋った。そうでもしなきゃ、耐えられなかった。 「もう大丈夫、先生が守ってあげる。先生は強いから、気にしなくていいのよ」そう言って笑う先生。 嘘つき。強いなら、なんで…なんで、自分の代わりにソレを受けているの。 【鼻唄】 どんなに無茶なことをしても笑って許してくれた先生。 でもその笑みはいつも困った笑みで「怪我はしないでね？先生、貴方が痛い思いしているの、見たくないの。」そう悲しそうにつぶやいた。 そして、決まって抱きしめてくれた。抱きしめながら、鼻唄を歌って「これから何しようか？ラスのところに行く？それとも、ルーラー先生のところがいい？」そう聞いてくれる。 私は迷わず「——————二人のところ！」と元気に言うと先生は朗らかに笑って一緒に二人のところに行ってくれた。

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