タグ： 仲乃 歩

一人称：エリカちゃん 過剰に明るく常に笑っている。 上を見上げる癖があるが、何故見上げるのかは自分でもわからない。 何かを、普通では決して手の届かない何かを、焦がれるほど求めたはずだ。 そのために、売って、売って、やっと手に入れて、叶うはずだった、目前の夢は、この手をすり抜けた。 何を願い、何を売って、何故取り落としたか・・・もう何も思い出せないけれど。 たからもの 複雑な形状をした金属の部品。 これを握りしめると、思い出せないけれど、心焦がれたものが確かにあったことだけは思い出せる。 初期記憶のかけら「晴れ舞台」 多くの注目を集めた、誇らしい記憶。数多の視線、賞賛の言葉、かすかな嫉妬。 一挙一動で湧き上がる人々。与えられる評価。しかし、今、あなたの前にいるのは姉妹だけ。 記憶をたどるごと、この世界の寂しさを思い知らされる。 RP方針 笑う、笑え、どんな時でも。 姉妹が壊れるのは笑えないから、壊れるのは自分の役目。 迂闊も、失敗も、醜悪も、阿鼻叫喚も、絶望も、・・・現実すらも笑え、笑えなくても笑い飛ばせ。 笑いだけが、笑顔こそが、それだけが唯一の救いだと悟ったが故に、ただひたすら笑って笑わせろ。 笑って進め、先陣切って。 地獄の底では笑えないなんて、誰も決めてはいないはずだ。 いつものように任務に赴く。ああ、いつもどおりだ。 いつものように海上を走り、ともにあるのは間違いなくあなたの姉妹たちだ。 だがどうしてだろうか、まどろんでいるような静かな場所で揺蕩っているような。 あやふやな感覚を振り払う、そして意識せずに言葉がこぼれた。 「光なんて怖くない、照らし出すのだその先を」

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