タグ： 塩

ニックネームはジャッキー。あだ名はtrabajador inestable(三日坊主) ブラジルのスラム街出身。一応両親と呼べるものはいるが実親かどうかは不明。しかし本人はそこら辺特に気にしてない。 幼少期母に連れられた病院で注射を打ったがあまりの痛みにトラウマに。また、その事から注射だけでなく薬全般が大嫌いになりドラックはやっていない。誘われると「治すための薬ならともかく何でそんなもんやんなきゃいけねぇんだ！！」とブチ切れる。特別体が丈夫なわけではないので何度か病気にかかっているが、なんとか薬なしで生き延びている。 15歳のころスラムで見かけた小綺麗なお嬢さんに声をかけたら(ナンパしたら)、彼女はこの辺では有名な富豪のご息女だった。彼女を匿ったりスラムの常識を教えたりなんやかんやしながら彼女を家に送り届ける。その時たまたま来ていた富豪の友人(それなりにお金持ち。以降Ａ)に見初められ養子として迎えられることになる。(表向き) Ａの息子として恥じないよう徹底的に教養をつけられる。元々頭が良い方だったのか5年後にはスラム出身とは思えないくらいの教養と立ち振る舞いを身につけた。 顔はいい方なのでスラム期を含めずとも元カノは数え切れないほどいる(主にＡに仕えている使用人などが多い)。しかし二股はしたことが無い。正確には二人目の彼女が出来る前に今カノと分かれてしまうため事実上そうなっているだけである。 元カノC子さん曰く｢彼とは三日続けば上等。四日続けばブラジルに雹が降る」 一見シンデレラストーリーだが、本人はＡの邸宅に来てから毎日同じようなことの繰り返しで邸宅にきて3日目からもう既に帰りたがっている。しかし脱出しようとしてもＡに溺愛されているジャッキーはＡの妨害にあい抜け出せず、長年この生活を続けていた。彼がこんなに長く続いたのは呼吸くらいかもしれない。 しかし22歳の夏、彼に好機が訪れる。Ａ及び使用人の目を掻い潜り屋敷からの脱出に成功する。しかしながら６年ぶりに出た外はジャッキーが知る街とは変わってしまっていた。なんとかスラム街まで戻ったが以前とは違い小綺麗な格好をしているジャッキーは恰好の的である。6年間の屋敷での暖かい生活で、ジャッキーはスラムで培った勘や技術が完全に訛っていた。以前であったら負けなかったであろう相手に身ぐるみを全て剥ぎ取られ、用済みと言わんばかりに証拠隠滅のため海へ投げ捨てられる。 気がつくとジャッキーは船の上にいた。たまたま通りかかった漁船が漂流していたジャッキーを助けてくれたのだ。彼らはジャッキーのことを心配し親身になって世話を焼いてくれた。しかし彼らの話す言葉がジャッキーには分からない。身振り手振りでブラジルに帰りたい。どうか助けてくれないかと伝えたところ、漁師は力強い笑みで親指を立て頷いた。 漁船を降りるとそこは日の出ずる国、日本だった。 入国ビザどころかパスポートすら持っていないジャッキーは、屋敷にいた時に見た時代劇で学んだ拙い日本語を使い、スラムでの経験を思い出しながら今日もナンパし宿を求め、日々の生活を送っているのだった。(ヒモになりました)

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ