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手先が器用/大切なもの60Ｐ（SANｃ1/1ｄ8） 不定： しっかりものの一家三女、末っ子。 家では家事全般と料理を担当しており、頭脳派の向日葵と脳筋の撫子のハイブリッドとして時に向日葵を叱り時に撫子をついつい甘やかしてしまう高校三年生。 かつて体が弱かったため撫子と共にかよった道場で鍛えられた身体能力はなかなかに高い。 本人は基本的に温厚な性格をしていて自覚はないが、かつて【鬼熊】と噂された不良に絡まれた際返り討ちにしてしまい、それ以来【熊殺しの右京】という名前が一人で歩いている。 なかなか彼女自身とそのあだ名を結びつける人間はいないものの、時たまその噂を聞き付けた不良に絡まれてしまうこともあり、その度に返り討ちにするか姉に助けてもらう。 「同じ名前なだけなのに、迷惑しちゃう！」 とはいえど、正真正銘彼女自身が【熊殺しの右京】である。 AF:青い薔薇 1度だけSAN値チェックを無効にする、または1度だけ戦闘等によるロストを回避できる。 使うと眩い光となり消えてしまう。 【ここにいるよ】 同行者：一向日葵、一撫子 気が付くと姉妹三人で見知らぬ玄関に立ち尽くしていた。いったいこれはなんなのか。混乱する右京に、姉二人は手慣れた手付きで家へと上がっていく。困惑しながらではあるものの、それにならうようにして右京もまたその家へと上がり込んでいった。 こんな時でも頼りになる二人の姉の背中を見て、しかし守られるばかりの存在ではないことをいつかきちんと証明したいと思う右京。 果たして三人無事にここから帰ることはできるのだろうか。 【マーガレット・ダイアリー】 同行者：犬養わん子 ふと目が覚めると、見慣れない花畑。そして、初対面の少女がいた。犬養わん子と名乗る彼女と、この不可思議で、しかしどこか暖かみのある花々のひしめく空間を歩むことになった右京。 何故だろうか、どこか心が軽くなる。兼ねてからの願望だった、『姉』という立場に自分がいるからだろうか。それともこの空間のせいなのだろうか。わん子と共に次々と部屋を巡りながら、右京はそこで何を見ることとなるのか。 それを知っているのは、足元を彩る美しい花たちだけである。 【完璧な不正】 同行者：頭陀袋 生、加藤　晴昭 恐らくは誘拐。拉致。───監禁。 きっとそうだろう。牢屋の中で目覚めた右京が感じたのはそれと、家で自分の帰りを待っているはずの姉たちのこと。 牢屋の中には、年若そうな青年と、どこか飄々とした男性の二人。どうやら共にこの牢屋へと収容されてしまい、右京と同じような状況で、同じように事態を把握できていないらしい。 それならば協力して、ここから出る方法を考えなければ。 かくして三者三様の奇妙なチームがここに出来る。右京は、生は、晴昭は、ここから無事脱出できるのか。 そしてひとつの足音が聞こえる。 【奪取脱出ストラグル】(KPC) 同行者：八角日和 テスト期間最終日、午前での授業を終えた帰り、右京はかつての高校の先輩と昼食に来ていた。 右京がまだ高校に入りたてのころ、三年生だった日和には色々と世話になり、お互い久々に出会ったことで近況報告もかねて。 普段家の食事の準備や家事を一手に行う右京にとって、近しい年の人間とこうして外で食事をとれる機会は少なく、いつになく機嫌もよくなる。 しかし、楽しい食事もつかの間、日和の口からここ最近ストーカーのような──視線を感じることが多くなったことを聞いた右京。そういえば、自分にも心が辺りがあったような。気のせいだったか。 日和の身を案じ、せっかくの食事だが今日は早めに帰ろうと二人で店を出ることにした右京だったが、そこで突如後ろから何者かにぶつかられる。 ストーカーの正体は。これ以上の被害を食い止めることが出来るのか。 そして交差点からの急ブレーキの音が鳴り響く。

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