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『無理を通してこそ英雄というものだ・・・違うか？』 『どうした？拳が届いていないぞ』 『オレは《村正》。生ける妖刀、しかして無刀の果てを目指すものなり―――抜刀』 現代にて、一人の超人剣術家が無刀の境地へ至り練り上げた"辰気無刀流"。 その派生が一"辰気充填式"を使いこなすベテランヒーローである。 流派開祖の娘。父を尊敬していたが、ある事件を契機に父殺しを経験した。 根はドが付くほどの真面目で、年不相応の苦しみに苛まれている。 罪悪感は根強く、今のヒーロー稼業もそれを和らげるために過ぎない。 ヴィランを倒す瞬間は許されている気がするという。友曰く"同族嫌悪"。 そして戦う術は、殺した父から受け継いだ流派のみ。故に己を一本の刀に模した。 許されるため、忘れるため、報われるため、生きるために、 白銀の駆動鎧"MURAMASA"を駆り、今日もヴィランが巣食う町の夜闇を駆け抜ける。 ■人間関係 『剣の強みは射程、防御力、切断力にあると言っていい。 これらが戦闘を優位に進めるからこそ剣術は一定の支持を得た。 だが時代は変わった、剣の強みは肉体で補われることも珍しくない。 そして剣の術理、神髄はあらゆる得物にその威力を内包する。 もはや、剣術に剣は必要ない・・・なかったのだ。』―――娘との稽古にて 《村正》の父、無刀の境地に至った辰気無刀の開祖。 父として、剣術家として幸せな日々を送っていたが 剣術の最強を追い求めあらゆる無駄を省き続けた結果 無駄として剣を捨て、果ては最愛の妻すら斬り捨ててしまった。 だが娘と相討ち、そこで両者の生涯は一度閉じている。

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