タグ： 塚さん 佐伯財閥

双塚　新奈。幼いころに両親を亡くし、引き取ってもらったところでメイドとして育てられていたが何かの事故にあい中学１年のころに行き場を失ってしまう。それを見かねてとある富豪に情けをかけてもらい使用人として引きとってもらう。 まだまだ半人前の使用人だが、時折人が変わったように一人前のエスコートや料理、運転手に護衛などそつなくこなしてしまうエリートなメイドであったがこれは新奈の中にもう一人違う人格があるためである。 主人である佐伯マリア様、ユリア様ですらもう一人が誰なのかは分からない。 好きな食べ物はフルーツグラノーラ（もう一つの人格の間はひれ肉のステーキ） もちろん、マリア様、ユリア様に手を出す輩には容赦しないが主優先のためいつでもマリア様、ユリア様の盾になる鉄則の執事道を心に秘めている。 人格が新奈だったら全ての技能に-10。 ・AF「サンザシの木の枝」 あらゆる邪気から守ってくれる。 SAN値が5以上減った時、枝を握ればSAN減少が無かった事になる。 一度使うと、ただの枝になる。 元名、宮野　新奈。メイドをやっている高校生。親が幼い時に他界し身寄りもなく捨てられていたところをある男性に拾われる。その男の名は双塚　龍之介。現役の執事をやっていた男である。その龍之介は自分の主に幼子を拾い育ててもいいかと許可をもらった。そこで新奈は龍之介に使用人としての心得、家事、炊事などの奉仕術を習いながら苦楽を共に生活していた。 だが、ある日。主が良くないものにとりつかれ、襲い掛かってきた。新奈を護衛術でかばい重傷を負い、意識もうろうとしている龍之介を新奈は泣きながらこう言った。 「おじさん!!!死なないで!!!死んじゃやだよ！！！もっと一緒にいてよ！！！どこにも行かないでよ！！！」 そう言った時だった、一人の白髪の男性がいつの間にか主を無力化してこちらを見、立っていた。 「この御仁の体は永くない、そうだ。あれを使おう。」 と言い新奈の目線と合わせるようにかがむと、 「本当に一緒ににいたいなら目をつむって自分に言い聞かせるんだ。」 と言った。新奈はそれに従う。目をつむり、「おじさんとまだ一緒にいたい．．．！！」 何度も何度も言い聞かせた。すると、「分かったから静かにしろ．．．」と龍之介の声が聞こえる。 目を開けるが龍之介、もとい致命傷を負った体さえ消えていた。だが、確かに龍之介の声が聞こえる。 そう、中学1年の梅雨の日。それが新奈の二重人格になるきっかけだった。

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