タグ： もちづき しゅがー

　紫吹　要の姉妹として誕生した。 　但し、イレギュラーが怒ってしまったのか…その力があまりにも不安定だったためか、二人の能力に極端に差が出てしまっている。 　甘味の場合、攻撃的な遺伝子がそっくりそのまま抜け落ちてしまったのだ。 　単に攻撃的と言っても、それは性格という問題ではない。 　普通ならクロスブリードとして生誕するはずだったが、この子は1つのシンドロームしか保有しなかったのだ。 　更に、シンドロームとして生かせる技能も攻撃性を持つモノは全くなかったのだ。 　ここまでアンバランスな彼女は明確な「失敗作」と銘打たれた。 　そしてその事実を本人は知らない。(正確にはその途上で記憶から抹消された。) 　但し、支援(バックアップ)と言う見解からすればその能力は他に類を見ないほど大きく、直接的な戦力として駆り出される事は中々ないが、 　そういったサポート的な役割においては誰もが信頼を寄せているほどだ。 　その為、支援班としては相当上の位に位置づいている。(特権階級) 　彼女自身から陣頭指揮を執ることはまずないが、彼女の参加したミッションでは相当な成果を収めているとの事だ。 　紫吹とは勿論、水凪とも特に付き合いが長く、最低限の訓練をさせてもらっている(「支援射撃」に必要な銃の力量　等) 　紫吹とは姉妹の立場ながら、一人突っ走っていくところを心配しつつ、時に抑制役となりながら見守る立場になっている。 　その際どうしても、自身に戦える力がないことに悲しさを感じることもあるらしいが、前面にはなるべく出さないようにしているらしい。 　※正義感があるという訳ではないが、目の前で人が死んでしまう事が怖いと思っており、いざと言う時には自分の命も顧みない。

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