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現実からの逃避行に成功した世捨て人。 博打道具とバックパックを背負い電車と脚で旅をするバックパッカー。 一度だけヤバイ賭けに負けて左薬指を失う。 普段は義指と手袋で隠している。 ●家族構成 祖父母（故人）→志之/ゆきのぶ、宝/たま 両親（存命）→八前/かずさき、鏡子/きょうこ 二人の兄→秋也/アキヤ、春也/ハルヤ ●恋人、親友 特になし ●周囲の環境、生い立ち 親代わりの祖父母と出張の多い両親、両親があまり帰らない寂しさから荒んで悪さをする二人の兄に囲まれて育つ。 祖父母からは兄弟よりまだ幼いからという理由で少し贔屓目に見てもらえるとことが多かったぶん兄弟からの当たりが強く、よく虐められた。 虐められる度に祖父母に泣きつきよく慰めてもらい、両親より祖父母といる時間の方が長く、優しい祖父母が大好きだった。 本当は兄弟から嫌われたくない、もっと祖父から優しくしてもらいたいという考えから幼いながら歳上の顔色を窺って様子を見ることが多く、空気を読んでなるべく目立たないように息を殺して過ごす癖が身につく。 兄弟から虐められる→祖父母に優しくしてもらう→兄弟からの虐めなエスカレートするを繰り返す。 そんな幼少〜中学校時代を過ごしていくうちにある本にハマりこんでいく。 それは簡単なテーブルゲームの本から始まり、中学校のゲーム部で“ゲーム”をするようになる。基本的に対面でのテーブルゲームが得意、経験から相手の顔色や仕草などで先読みしながら優位に立つ。 この相手より優位に立つことの快感を味わいたくて、高校へ進んでからも独学で相手の精神状態を探る方法を身につけていく。 しかし高校卒業後、大学生になったばかりの彼女に祖父母が交通事故に遭い亡くなる不幸が訪れる。帰ってこない両親と図体ばかりが大きくなった兄弟から守ってくれていた祖父母の喪失は彼女にとって居場所の喪失に近かった。葬儀を終えた後、骨壷から一部骨を持ち出し、リュックに有り金と着替えを詰め込んで家から飛び出す。 ●祖父母についての真実(参加シナリオでの追加点) 貴方は祖父母の死は交通事故によるものと認識しているが、実際には、祖父母は惨憺たる強盗強姦殺人事件によって亡くなった。 貴方は祖父母の非業の死を受け入れきれずに、その時期から解離性同一障害を発症。 悲惨な事件によって祖父母の命と尊厳が奪われたのだという悲しみや憎悪、またその事件に関する記憶を別人格に託し続けたまま数年が経っていた。 ある日貴方が別の人格のときに立ち寄った賭場において、偶然にもその事件が話題に上る。 その際、祖父母を貶めるような発言をする心無い人物がおり、貴方は激昂して傷害事件を起こした。 貴方は精神鑑定の結果、責任能力、訴訟能力がないと確認され、この病院に入院するに至った。 6カ月間の治療の末、日常に戻っていく。 職業技能→言いくるめ、隠れる、聞き耳、忍び歩き、心理学、値切り、目星　 選択技能1つ→芸術（ギャンブル）

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