タグ： 黒雅

安里高校三年生オカルト研究部部員。 小学生まではちょっと大人しいだけの普通の子供だったのだが、中学一年生の時、自分は同性に対して好意、しかも恋としての好意を抱いているのではないか、と自覚し始める。 好きになった女の子はある程度仲も良く、おとなしい自分の意見をきちんと汲み取ってくれる優しい子だったが、「普通でない」ことに恐怖を拭い切れずこの頃から心理学に意識が向き始める。 一年たち、恋心を抑えることが出来ずに付き合うことは出来ずともせめて好意を伝えたいと告白。 しかし相手に拒絶され、挙句の果てに他の友人にも暴露。何事も面白可笑しくしたい(それが他からみて浅はかであっても)、そして自分たちの繋がりを強固にしたい年頃であったせいもあってかイジメにあう。「優しい子であった筈なのに、そんなに自分の感情は悪いものであったのだろうか」…と、これがトラウマとなって人には言い出せずにいる。 イジメは二年に渡って続き、人の噂話を気にしたり、目立たないようにこそこそと過ごしたりと警戒心の強い子になった。イジメの行動を避けたり、抵抗することもしてみたが、それは何の解決にもならないと知ってますます大人しく。 応急手当は何を隠そう自分を治療する為のものである。 知り合いはいない、そして心理学を極められる高校を…と思い文化系で有名な安里高校に入学。 途中で治療が優先だと精神分析に路線が移ったが、自分の感情は治療できるものではなく、またこれは一生のものなのだろう…と理解する。それが決して悪ではなく、世間にはいるものだとも理解していても、自分の記憶に残る思い出が彼女に素直になることをさせない。 いつか誰かの役に立てたら嬉しいが、むしろ精神分析を受けたいのは自分だなあ、が常日頃思うこと。 オカルト研究部に入ったのは、できれば目立たなくて、あまり皆で活動しなくても認められそうな部活に行きたかったから。 一応入ったからにはと真面目に活動している。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ