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UGNのフロント企業より支援を受ける猫カフェ型開放型シェルターを拠点にしている。 猫の殺処分ゼロを目指し、 行政（保健所・動物愛護センター）などから猫を引取り、 飼育希望の方に譲渡する活動並びに地域猫活動が彼女の『日常』である。 スタッフ8 名、経理1 名、獣医師1 名いずれもイリーガルを含めたＵＧＮの関係者である。 ------------------------------------------------------------- 私の覚醒のきっかけを聞きたいか。良いわ、そこに座って（コーヒーを淹れる 私がまだ小学生くらいの時の話…転機は父の死だったわ。私は母に引き取られて引っ越しをしたの。 母は父の仕事を憎んでいたわ、援助も全部断っていたみたい。 母子家庭で楽な生活ではなかったし、いつも不機嫌だった母も怖かった。 引っ越した後の学校にはなじめなくてね、放課後は外で猫と遊んでいたの。 真っ黒い猫で、まるで私の言葉がわかっているみたい。何度も助けられたわ。 随分いたずらっ子で、時々家の中にも入ってきたの、構っていたら母に何度も怒られたし、ぶたれたわ 「気持ち悪い」って言葉とセットでね。 その猫はね、私以外の誰にも見えてなかったの。今思えばウロボロスシンドロームの作用で作りだした幻だったんだと思うわ。 母は最初は怒ってたけど、だんだん私と話さなくなって…。私は家に一人残されちゃったの「家から出るな」って言葉と一緒にね。 やがて母は何日も家を空けるようになって…帰って来なくなった。 食事がまともに取れなかった私は猫と遊ぶことで気を紛らわしていたわ。 身体も動かなくなっても母の帰りを待っていたわ‥。扉が開いたときは「（御母さんが帰ってきた！）」って嬉しかったわ。 でも違った、スーツ姿の男だったわ。顔に『闇』が掛かっているようで…わからなかったわ。 その男は、私に『注射』を打ったの。私はしばらくのた打ち回って苦しんで…意識を手放すあたりでこう聞こえたの 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キミは選ばれた」 目が覚めた時には、私はＵＧＮに救助されて一命を取り留めたの。 レネゲイトは前と比較にならないくらい活性化して強力なものになっていたわ。 それから私は、椿教官にレネゲイトの制御を教わって、スーツ姿の男と自分の過去も調べてみたの。 調べるうちに、父の仕事、母のことについて知ったわ。もう一方はまるで分らなかったけど…。 こんな所かな、今の私は昔助けてくれた「猫」に恩返しがしたくてＮＰＯ法人をやっているの。 その支援を受けるために、自分を一番活かせるＵＧＮの仕事も割り当ててもらっているわ。 ねぇ、あなたの話も、聞かせてもらえるかしら？（笑顔であなたにそう問いかける

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