タグ： 葦探索者 狐

祖父の代から続く古美術商を引き継いだ双子の片割れ(弟)主に仕入れと経理担当。 自分達の代になってからは表向きは正当な商品を扱いつつ、兄と共通で趣味とする曰く付きの怪しげな品も買い付けてはそれをウリに金持ちの物好きに売り付けている。作家の名声よりもよりカルトちっくな噂を持つ作品を回収しているので古美術に対しての知識は同じ職業の人間よりは浅い。 また、大変に不器用なので古美術商の癖に商品の修繕修復は出来ない。むしろ破壊させる。よって仕入れた品がどんなに脆くても汚れが酷くともそのまま商品として客に見せる(いや多少壊れとる方がなんやソレっぽいやろ。曰く付きのすぐヒビいく壺や言うたらえぇだけやん。その辺はトムが上手くセールスすれば無問題や。) 兄であるアトムに比べると口数は少なく人付き合いも深いタイプでない。見た目は整っているが接客は殆どアトムに任せている。但し購入を渋る客に対してはごく稀に商談中に顔を出して容姿を利用して丸め込む事もある。(俺の笑顔は500万の儲けを出す。) 小学校の頃からなんとなく始めた空手でなんとなくちびっ子空手大会で優勝してなんとなく中高とそのまま続けた結果、割と賞状やらトロフィーやら貰える程になった。扉くらいなら蹴破れる…様な気がする。 双子故の口喧嘩は日常茶飯事で互いに罵り合いをするのが通常運転。然し兄が事故に巻き込まれ不自由な身になってからはそれとなく自身が兄のピンチを救わねばと言う思いからなんとなくやってみたらおもろそうと適当な理由を告げ空手を習い始める。日常的に喧嘩はするものの少なからず兄の事は大事に思っているかもしれなくもなくもない。 普段は自ら喧嘩をふっかけたり、他者を中傷する事は少ないが自身と瓜二つだった兄が事故のせいで顔に大きな傷が出来てしまった事で女子の間で「カッコいい方の宮くん」や「イケメンの方が弟くん」等容姿のみで区別を付けられるのを耳にするたびにその女子達に向かって「ここにおるメスは中身もスカスカやし見た目も悪いだけやなくて視力も悪い只々ブーブー五月蝿いばっかりの畜生以下やな。目も当てられん。」と、果てしなく暴言を吐き捨てて泣かせている。兄の顔の傷の原因も知らないで見た目でしか人を評価できない女が嫌いで仕方がない。(※決してブラコンではない。正直本気で蹴り飛ばしてやりたいと思うことも割とある。)

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