タグ： ユウバ マモル

写真で飯を食っている男。 専門は主に雲や星空、花火等である。 幼少の頃から弱視であった夕映は、遠くの物の距離感がわからなかった。 「月にはなぜ手がとどかないのだろうか」「雲はなぜ触った感触がないのだろうか。」 視覚の正常な大人たちに聞いても、的を射た回答は得られなかった。 異常な頻度でコップを倒したり、満足にキャッチボールができない夕映を見かねた両親は、ある日息子の事を医者に相談する。 この医者に自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断された夕映は、自分は他人よりも劣っているという事を痛烈に体感してしまう。 夕映は自分に自信が無い事から他人とも上手く馴染めず、辛い幼少期を過ごした。 そんな夕映を変えたのは祖父の残したカメラであった。 写真は夕映に被写体との距離を正確に教えてくれた。 どんな眼鏡を掛けても目に焼き付ける事のできなかった風景が、写真としてなら記憶できることに熱狂した。 夕映の、ファインダー越しの人生が始まったのだった。 趣味はインスタグラムとツイッター。 写真家として旅行代理店や雑誌に写真を投稿する事で生計を立てている。 画像加工のための「コンピュータ」や、ある程度の「カメラ修理」、天候に左右されやすい職業のため、「博物学」。 歴史的遺産の写真や伝承のある土地での取材活動による「歴史学」 動物の写真を撮るための「隠れる」鬱蒼とした野山でケガをした場合のために「応急手当」

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