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雪城町に語られる「風の強い日には子供達を天狗様が見守ってくれている」という都市伝説の元凶であり本人。 実際雪城町の小児犯罪の発生率は他の同規模都市と比べて格段に少ない。 本人曰く「いい風の吹く町に涙は似合わないから」らしい。どこのハーフボイルドだ。 数百年前に鞍馬山を離れふらふらしていたところいい風の気配を察知し、この町を気に入り住み着いた。 しかし最近は語られる事も少なくなり、少し寂しく感じている。 それだけでなく、自身の知名度についても「僧正坊」だけでは伝わらないことも多く、「鞍馬山」を付けて初めて伝わるがそれも「あぁ！牛若丸！！」なんて反応が多いからイヤになる。師匠はこっちだぞチクショウ。 改めてその正体は、鞍馬山魔王大僧正に仕える鴉天狗、「牛若丸に剣術を教えた」鞍馬山僧正坊である。だが本人は弟子に頼ってるようで癪に障るらしく、あまりこのエピソードを語りたがらない。ただ才能に嫉妬してるだけともいう。 口癖は「私だって凄いんだぞ！！」 逆に弱く見える。 戦闘スタイルはもちろん剣術。持っている天狗うちわから濃密な闇の刃を生やした「唐太刀」で闇と風を操り戦う。 その戦闘力は流石と言うべきものか、音速を超える剣筋で敵を立ちどころに斬り伏せる。 都築京香とも縁が深く、彼女が八百比丘尼として崇められていた頃からの付き合いであり、今も度々依頼を聞いたりしている。 鞍馬山を離れたのは「世を泰平にする為」。 その1歩としてあらゆる土地で子供達を悪人から守っている。 最近は人間態でいることの方が多いが、未だ一部の老人からは「天狗様」とバレている為柿とか貰う。すごい嬉しい。 戦闘時には早着替えもとい変化を解き漆黒の羽に山伏装束というクラシックスタイルな鴉天狗になる。 普段は人間態で生活しているが、エネルギー消費を抑える為にマスコットサイズの鴉天狗に化けることもある。 その際には全てのパワーの出力が抑えられる為、人間にすると7歳児程度の力しかない。 平安時代に生まれ、元々は神通力を持った人間として山伏をしていたが都築京香によってレネゲイドビーイングにされた。

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