タグ： とま墓 東廃宅

--------------------------------------------------------------- 『屍食教典儀』に記された呪文により蘇生された吸血鬼である。 生前の仲間(人間)と共に暮らし、その血液を貰いながら、トーハイ（東京廃棄物処理場)にて医療廃棄物である病院の血液パックを主食として生活している。 現在、彼は家族や友人だった探索者全てに手紙を遺して行方不明という扱いになる。 (手紙の詳細が気になる人は作成者へ個人チャットを飛ばしてください) ●生前の仲間について● 彼らは本郷が生前に通っていた大学のサークル仲間である。 一人は幼い頃からの幼馴染であり、二人は二つ下の後輩にあたる。 ある島で鳥のような怪物に襲われて死亡した本郷を『屍食教典儀』によって蘇らせたのは彼らである。 孤独を悲しむ吸血鬼に彼らは共に生きようと、一生を台無しにしてまでも共にいようと言った。 一人の人間から血液を定期的に吸血し続けることにより、その傷から少しずつ吸血鬼の力が入り込み、老化を停めてしまい、相手は人間のまま、不死の命を得るという伝記が存在する。 きっと永遠の命を生きる本郷巧と同じように、彼らも老いることなく、永遠に、共に生きつづけるかもしれない。 ----------------------------------------------------------------------- ●シナリオログ 蠢く島 雪の降る夜に ●吸血鬼について● ①血液の摂取 普通に食事を摂ることは可能だが、それにより空腹が満たされることはない。 生命活動を維持する為には、新鮮な「血液」が必要不可欠である。 一定量の血であればなんでも構わないようだが、出来るだけ人間のものが好ましい。 血液を摂取せずにいると体は徐々に衰弱し、やがては死に至ると思われる。 しかしその段階に至る前に耐え難い食欲に襲われ、自我を保つことが出来なくなる。 ②肌の弱化と活動時間の変化 陽光に弱い体質になる。何の対抗策も無しに陽の光を直接浴びると皮膚に熱を感じ、痛覚を生じる。 朝は気怠く、夜は快適に感じるようになる。 これらの体質に関しては、充分に血液を摂取していればある程度の抵抗は出来るようだ。 ③筋力・体力・からだの変化 夜目が利くようになり、犬歯の形状が発達する。 充分に血液を摂取出来ている時に限り、その体の筋力は生前のものを遥かに凌駕し、老化現象にすら縛られなくなる。 加えて高い自然治癒力も備わるが、頭部を著しく破壊すれば死ぬ。 ④人を惑わす力 蘇った際の呪術による影響か、吸血鬼は人智の及ばない不思議な力を持つ。 相手の瞳を見つめて暗示をかけ、簡単な催眠状態に陥れることができる。

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