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＜背景＞ かつてＰＣ２のご先祖様にかしづいていた一族の末裔。 彼らは血を授けられる事で眷族（今でいう古代種オーヴァード）となり、主の為に力を振るっていた。 しかし時代が流れることで貴族社会は廃れ、それまでの規律が音を立てて崩れ始める。 いくら異能を持っていようと世間の流れには勝てず、当時のドタバタに巻き込まれ解散するはめになる。 そんな中で今でいう日本に眷族の一人が流れつき、こうして彼の代まで続く事になる。 ＜現状の状態＞ オーヴァードではあるのだが、先祖の血が薄まってきたことで素で発動できるのはイージーエフェクト程度。 （しかもイージーエフェクトを発動しても認知できているわけでは無い。） 他の能力は、いつでもＯＮ出来るのをＯＦＦにしっぱなしの状態と言っていい。 まさに『目覚めていない』オーヴァード。 彼の血を活性化させることで、ＯＦＦになっているモノをＯＮに出来れば話は別だが・・・ ＜人物＞ 血に流れる因果がアレなだけで、一応フツーの高校生。 基本は街はずれの洋館に住んでいる。（上記の流れついた眷族が建てたモノ） 親は出張を解さないワーカーホリックの為、基本一人暮らし。（故に生計では困っていない） 『正しくあれ』的な貴族の教えの元に育てられたため、良し悪しをキチンと分別できる性格。 しかしその反動であまり褒められたことが無いためか、なにかをするたびに 『この場に自分より（ふさわしいorもっとうまくできる）人がいるんじゃないか？』という考えが常に脳裏に浮かんでいる。 ずばり言ってしまうと、自分を過小評価しまくっている。 それ故に何かにひたむきに熱心になる情熱さも無いに等しい。 彼の心境を理解できていなければ、あらゆることに消極的であると見えてしまうことだろう。 かといって意欲性や理解力が無いわけではないので、夢中になれることが見つかれば全霊でのめり込む。 本人も分かってないだけで、いわゆるオタク気質だったりする。 唯一の趣味はバイオリン。　といっても、あくまである曲を弾くのが好きなだけで演奏自体の興味は無いらしい。 その曲名は『King of Vampire』　これを一日一回フルで引くのが日課にして楽しみ。 実は眷族の一族の初代の趣味がバイオリンであり、かしづいていた主に「ちょっとオリジナル曲引いてみせい（要約）」という 無茶ブリを受けて自力で作詞作曲をした曲。　そのため楽譜も世界に１つ。 これをたまたま見つけた彼が興味を持ち、弾いてみようと悪戦苦闘した結果、趣味となり果てた。　やっぱりオタク気質。 イージーエフェクト『かしづく歯車』もあって、プロも舌を巻くの腕前を見せる。

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