タグ： 逆ボ卓

ギリシア神話と題された本を小さい頃偶然手に取ったのは幸か不幸か、それを機に彼女は神話の世界に引き込まれる。 あたかも人間かのように笑い、泣き、生きているお騒がせな神々が織り成す神話の数々に魅入られて早何年、何時しか彼女は、神は姿が見えないだけで本当にこの世界にいるのではないだろうか、そして自分は神の子であるのではないかという妄想に取り付かれるようになった。 彼女は敬慕する彼、太陽の象徴であるアポロンをこの世に顕現させるために、あらゆる手段を模索した。 その結果辿り着いたのが、呪術による儀式だ。 彼を呼び寄せるには、生きた少年や悲惨な死に方をした男性の衣服やらなんやらがたくさん必要であった。 しかしこのご時世である、そんなものは手軽に手に入らない。 手に入らないなら手に入れればいいよね。 彼女は神を呼び出すために、今日も夜の街に飛び出すのであった…。 名前は敬愛なるアポロン様の美称、Alexicacus(アレクシカコス/邪を破るもの(疫病を払ったことから))の逆読みから 自らをヘルメス様の子であると思い込んでいる。 アポロン様大好き結婚したい。 最近大量殺人鬼が現る！！として多くのマスゴミが取り上げるので夜の街で仕事がしにくくて困っている。 犠牲者を前にして、我が神の顕現のために犠牲になれるのは光栄なことだ、神の血肉となれるなんて羨ましいとか言ってそう。(でも自分は死にたくないので生贄にはならない)

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