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「わたしは、人間とは完璧になるために生まれるのだと考えている」 「現代の魔法使い」を目指していると名乗る放浪者。かつては大学でラテン語を学んでいたが、象牙の塔で身体感覚を失うことを危惧して家を捨て、放浪の身となる。採集食のかたわら薬草を集めて簡単な薬を作ることができる。放浪者としての生を完璧にすることを目指しているが、あまり口がうまいほうではなく、人間関係のやりとりにおいては完璧を期すことができないことが悩み。 1989年5月27日-2018年1月17日 2018/1/11-1/13-1/17 「悪意と愉悦の館」ロスト　「わたしは聡明な人間を愛するが故にこの結論を慶ぶ。おめでとう」 2018/5/11 「賽日裁判」こんどこそロスト　「手を繋いで地獄へ行こう」 （以下ネタバレを含む） 優等生として将来を嘱望されていたが、12歳のとき8歳年上の家庭教師に性的虐待を受け、知的側面で慕っていた相手に裏切られたことによって人間不信に陥る。古代の人間の知恵に触れることによって救済を求めラテン語を学び、高名な学者のもとで助手を務めている最中様々なハラスメントを受け、学者を続けることに絶望して奔走。シナリオ参加以前はひたすら人間から隠れ逃げ続けていた。 人間不信になる前から、勉強はできるがコミュニケーション能力に難があり想像力に乏しく頭が固いタイプのそういう性格。ちょっと何らかの障害がある。 「悪意と愉悦の館」においては、「自分が誰かを殺す」という選択肢を最初から最後まで理解することができなかったがゆえに、不器用ながらも「死につつある人間たちを救い、設問を解く人間の数を維持したい」と「与えられた試練に対してフェアに戦いたい」という感情によってある意味でゲームを放棄し、ゲームを放棄したが故に「タイムアップまでただ単に楽しく館を探索し、神に殺されるのではなく人間・戸川旭に殺される」エンドを迎えたことに納得している。 羽津にとってこのゲームは「知への探求を続けるものへの試験」だった。 羽津は恐怖や嫌悪といった感情を理解せず、悪意という感情も愉悦という感情も理解しなかった。羽津には好奇心と慶びだけがあった。

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