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2015古物研究家ベース 老舗呉服屋の家に生まれた長男。妹が1人いる。 大学卒業後は実家の呉服屋で働きながら経営を学んでいる。その人に合った美しい着物を選び、着付けすることが幸せ。 幼少期より日本伝統文化に触れることが多く、妖怪に関連する分野に特に興味がある。 人間の理解を超える神秘的で奇怪なものを探究するのが好き。 マイペースな性格だが、興味を持った物事に対しては異様に執着心を見せることがある。 基本的には人当りは良く穏やかそうに見える。が、ふとした瞬間に胡散臭さも感じる人も中にはいる。 特徴:3-7　俊敏 どんな時でも、鋭く素早く状況を把握できる。＜回避＞の基本成功率は、通常の[DEX×2]ではなく[DEX×5]である。 特徴:6-4　実は生きていた 生きる残るすべに長けている。死からの生還（“クトゥルフ神話TRPG”64ページ）のチャンスが通常の次ラウンド以内ではなく、５ラウンド以内に伸びる。 ――――――――――――――――――――― ＜卯月たまさんとの関係性＞ ただの幼馴染みだと思っていた女の子。 しかしその認識は、とある出来事により覆される。 ＊ ＊ それはまだ二人が幼い頃。 昼と夜が混じり合う、逢魔が時。 緋色に染め上げられた、神社の隣の公園。 『……そうじくん？』 その声の主は彼が良く知る、幼馴染みの女の子である筈であったーー。 しかし彼は見てしまった。気付いてしまった。 人間とは思えない程異様に高く跳び上がる彼女。そして其処から伸びる黒く禍々しい影。 「たまちゃんなの………？」 そう問う声は震えていたかもしれない。 『………二人だけの秘密だよ？』 瞬間、烏達が一斉に飛び立つ。 辺りに響き渡る、数多の羽音。 夕日を背にひっそりと言葉を紡ぐ彼女の相貌は妖しく幻影的で、最早自分が知るものとは完全に別のものだった。 そう。彼は気付いてしまったのだ。 幼馴染みのあの子が、"人間"を装った妖怪であるということに。 "人間"という種を愛し、焦がれる様に自分もその社会に溶け込むよう、健気に人のフリをしている哀れな妖怪であるということに。 ＊ ＊ 24歳になった現在になっても尚、彼は未だその秘密を守り続けているーーー ※たまさんが妖怪であると一方的に勘違いしているだけです。

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