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普段は温厚なお嬢さま。組長の孫である。 組長であるお爺様は身内にはとことん優しいが組の法度を重じ、破る者には冷徹なまでの裁きを与える。裏では「仏の頭、鬼の頭」と呼ばれている。組に対して家族のような愛情を注いでいたが一方で妻子にはその愛情を充分に回す事ができないでいた。妻は自分たちに危険が及ばないようにという夫の優しさを汲んでいたが当時幼少期であった父は淋しそうな母の背中を見て育っていた為、少なからず反発心を抱いていた。そんな母を中学時代に病でなくす。それをきっかけに父は医師になることを志す。砦であった母がいなくなりお爺様のことを完全に受け入れられなくなっていた父であったが学費を工面してもらったことには感謝している。父は脳外科医として優秀な功績を収め総合病院の院長にまで登りつめる。そんな中見合いで母に出会う。結婚を望んだがお爺様のことが脳裏を掠め告白することを躊躇った。母は関係無いと一蹴し、持ち前の明るさと聡明さ故に父とお爺様の中をとりもつこととなる。しかしまだしこりはある。 来花は父は勿論、お爺様のことも大好きであった。仏の頭が好きであった。下位上位関係なく人と接するお爺様を誇らしく思っていた。悪いことをしている人達であっても来花にはとても優しい組の人たちが大好きであった。学校帰りに組に顔をだすのが日課になっている。しかし父も好きであった為その事は黙っている。 しかしそれも来花がお爺様と対立する組のものに拉致された事でばれてしまう。小学生の時である。見知らぬ倉庫で縛られ、触れた事のない狂気に晒されたことは少なからず来花の心に傷をつけたがお爺様を怖いと感じる事はなかった。救ってくれたお爺様が自身を抱きしめ小さい子ども相手に泣きながら謝罪をする姿も憶えているから。父には接触禁止を命じられたが。しかし内緒でまだお爺様の所に偶に顔を出している。 何度も言うが来花はお爺様も父もどちらも好きだ。だからやはり少しでもいいから痼りを失くしたいと思っている。その痼りを大きくしてしまったのは他でもない自分自身だから。 方法を考えた結果、心理学（人の心）をまず知り二人の心（主に父の嫌悪感、お爺様の罪悪感）の感情を理解しようと思い、今現在に至る。 ※補足※ ・多くの症例を集めたいという探究心から事件の手伝いとして警察署に顔を出すこともある。 ・その際に江洲と知り合い酒友達となる。 　お互いに全く異性として見ていない。 ・滅多に怒らないが、怒らすとやばい、らしい。（江洲の証言） ・拉致されたこともあり、護身術を学ぼうと組みの人たちに教わった。 　今では危ない事件にも偶に顔を出すので鍛錬は欠かさないようにしている。 【プレイシナリオ】 ・とおりゃんせ 　→行動パターン　結構動くし探究心半端ない。人情深いが疑り深い。信用した人にはとことん情をかける。 　　　　　　　　　組みの人をよく使う。一人でも行動しようとする。たまに考えずに突っ走る。 　　　　　　　　　※窮地に強い※

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