タグ： いぬさわハウス

名門の家で生まれ育ったお嬢様。九重ミクリの双子の妹。 実家からは出ていて、近隣のマンションで一人暮らしをして大学に通いながら、いくつかのお稽古事に精を出している。 兄同様人の上に立ちたいタイプだが、出来る限り自分の手を汚さず勝利を得ることを良しとしているので悪手を踏もうとはせず、 勤勉に自分の能力を上げて絶対的存在になろうとしている。ミクリよりも身の程を知ってるのでちょっと賢い。 人の生活や習慣に興味があるため、そういったことを専攻して勉強している。 また、フィールドワークに出て植物や現地の人々を見ることも好きなアクティブな一面もある。 お高くとまっているような第一印象とは反対に積極的に話したり笑ったりするので友人はそれなりに多い。 大学内だけではなくお稽古事の繋がりも持っている社交的なタイプ。 両親は健在であり、時間を見つけて実家にも顔を出し食事会をしている。もちろん兄も一緒。 兄の犯行に関しては知った上で口を挟んでいない。違うベクトルで勝ち組意識が強いので正直こうはなりたくないと見下しているが口には出さない。 「九重ナナヤと申します。以後お見知りおきを」 「お稽古はお花とバイオリンと乗馬を少々。いえ、大したことはないんですのよ。どれもたしなむ程度ですわ」 「まぁ、旅行？どこに行かれるの？……あら素敵ね！え？私も誘ってくださるの？是非ご一緒したいわ！」 「好きな食べ物？私、ベリー類が大好きなんですの！甘酸っぱくて美味しいですわよね。そうそう、イメージに合ってるって言われることが多くてなんだか嬉しいのよ。ふふ」 「苦手なこと？そうですわね…注目をされないことかしら。誰にも関心を持たれなくなったらそれは私ではなくなってしまうもの。私は常に誰かの中に残る存在でいたいのよ」 「虫？それは案外平気なの。だって自然の中で研究をしたらいるものでしょう？」 「兄様ったらまた変な方を家に上げたのね。嫌なんですのよ、あの赤毛の方…私のことを見るといつもへらへらして。もう。鳥肌が立ちますわ」 ｢最近兄様はなんだか楽しそう。少し安心しましたわ。このままこの先もずっと私の手を離れなかったらどうしようかと思っていたものですから｣

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