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ギャンブラー 身なりはよく、愛想もよい。パトロンに連れられてこの船に乗った。 賭け事を楽しむというより、己の知能と手管でことを乗り切りパトロンを得るための手段でもある。 知識に対して貪欲であり、全て己の糧になるものだと思っている。 好奇心旺盛な若人。 必要であれば簡単に頭を下げて媚びへつらう。体を使うことも特に厭わない。 数年前に拾って雛から育てたカラス「」と共に出歩く。 ゴミを漁る害鳥であるがその生き汚さと貪欲さが己にぴったりだと思っている。 スペインの血を混じっており、母親譲りの黒髪である。 ジルとは女名であり、真名は捨てた。 ■特徴表 動物を飼っている ■出自 イギリス出身。 かつてそれなりの富豪の子であったが10の頃に父親が親友に騙され没落、のちに自殺。 母と残され下働きをするしかなく、しかしその頃の暮らしを忘れることは出来なかった。 没落を嗤う輩としょっちゅう揉め事を起こすほどのプライドの高さと、喧嘩っ早さがあったが痩せ細った体では一向に勝てず。 そのときの主人が　拳でなくこれで勝負をつけろと渡されたチェス盤。 知能やイカサマを使った賭け事を知ったのはそのときだった。 16になった頃には頭の軽い富豪の坊ちゃんどもをカモにその名を馳せる。 ある時それを見ていたとある富豪に目を止められパトロンを申し出られてから、そこに知識や教養が加わるようになった。 様々な知識技能や剣技・銃の扱いは パトロンを変えるごとに違う知識を蓄えていった証である。 時には体を使うことも厭わずに一番都合がいい相手を選んだ。 自身の興味と成り上がっていくことへの愉悦、母を楽にさせてやりたい一心ではあったが、その母が他界。 媚びへつらうのではなく自身で立ち上がりたく、現パトロンに旅を願ってこの船に乗り込んだ。 イギリスは階級社会。一度墜ちた者には酷く冷たい。 彼には毒を盛り(ちょっと腹痛になるぐらいだよ 殺してないよ) ひとり旅。 このまま新大陸へ逃げる算段である。船の中で出来れば有能なパトロンを見つけたい。でなければ資金源としてカジノで大儲けする算段である。

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