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ジャーナリストベース＋作家。編集者。 学生時代に近所に住んでいた少女に一目惚れするも年が離れていたことがありなかなか話す切っ掛けを掴めずにいた。 が、なんの偶然か当時8歳の彼女が書いた小説を読む機会があり夢だと語っていたその幼いながらの姿を忘れることができなかった。 高校に入る時に親の仕事の都合で引越しになりその少女とは離れ離れになるも、小説に携わる仕事に就いていればいつかまた会えるかもしれないという仄かな夢を抱き作家編集に。 …ある日無事に彼女と再会するも相手は自分のことを忘れているようなので、二度目の読者であるという話は一生口を割るつもりはない。 ただ性格が性格なので素直に可愛がってやることはできないし仕事面では本気で育てるつもりでいるので甘やかすことはせず言うことはきっちり言う。たまに言わなくていいことまでうんぬんかんぬん言う。愛情の裏返しである。不器用な男だ。ただし褒めるところはきっちり褒める飴と鞭戦法が上手いとは歴代担当作家からの言。 早いうちに家を出てから一人暮らしをしているので料理はそこそこ出来る模様。これまではそこまで役に立つものではなく生活力として当然だと思っていたが、まさか夢にまで見ていた彼女がカレー星人と化していただなどとは露ほども思わず放っておけばカレーしか食べない担当作家にまともな食事を摂らせる為に役立てている。 「三十路にもなって夢にまで見るなんざ恥ずかしいとは思ってるさ」 「それでも会いたいと思った人間に会えたってことは、燻らせてきてた埋み火も無駄じゃなかったってことだろ」 「…無駄じゃなかったからこそ今も確かに燃えてんだ」 ――…拗らせている自覚は大いにあるようだ。桃色のピアスの意味？誰かさんの瞳の色。 2018/12/15 クロッカスはリナリアを見ない にてロスト

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