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HO2 きみは、どちらかといえば控えめで、物静かなひと。 けれど、決して自分の考えを持っていないわけではない。 少なくとも、この4人の間ではその心の強さは証明されている。 [胸の内] きみには幼い頃からの夢がある。 「必要なものはその心だけ」 なぜかいつもそんな言葉が、 おまじないのようにきみに寄り添っている。 どこで覚えたものなのかは思い出せないけれど。 またきみは、HO1のことをとても好いている。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 控えめで物静かな優等生。クラスの委員長や風紀委員も務めている。 いつも落ち着いた様子で、意見を強く主張するタイプではない。何か頼まれるといいよって引き受けてしまうタイプ。 久慈道ほのかくんと芦橋威虹くんとは小学校からの幼馴染。二人と、転校を機に少しずつ話すようになった阿比留俄雨と過ごす時間が好き。 趣味はおもしろい折り方の折り方を検索して、山のようなプリント用紙を好きに折ってしまうこと。(提出物はやらないよ) 普段流されがちに見えてこうだと決めたら譲らない一面もある。 医者を志していたが挫折した両親の間に生まれた一人っ子で、その期待を背負って今まで生きてきた。 祈咲という名前は両親が"努力が花咲くように"と願いを込めてつけた名前で、嬉しい半面どこか重圧に感じている。 自分の意志はあるが家族に期待されたら答えようとする性格なので、今までも部活などの活動はせず受験を見据えてそれ一本でやってきた。 しかし進路を強く意識する時期に入ってから自分の将来を考えることに疲れて悩んでおり、そんな時に天文部の活動を見てその自由さに惹かれ、三年生はもう引退間際の時期だが「成績は落とさない」と約束の上で初めて意見を通して入部をした。(卒業したらもう会えないような気がするから芦橋くんとの思い出を作りたかったんだ) 星は元からとても好きだし、水族館やアクアリウムで水中を眺めることも好き。ぼんやり眺めていられる綺麗なものが大好き。 本当は海洋生物に関わる仕事に憧れている。 自分に期待をしてくれている両親のことは嫌いではない。 嫌いではないが故に"叶えてあげたい"という気持ちと自由に憧れる自分の意志が噛み合わなくて苦しい。 それでも持ち前の頑固さで、この道と決めたからには投げ出す選択肢は絶対にないと思っている。 全て本心だからこそ全てが重く、無意識に息苦しいと感じている。ふと辛そうな顔をしていることがまれにある。 明るくて自由な芦橋くんに「星見に行こ」と手を引かれたらどこか安心したような顔をするし、そんな天真爛漫さに憧れ惹かれてる。 彼に対して特別な感情を抱いているが、彼を自分で縛りたくない・困らせたくないという思いからその気持ちは永遠に閉じ込める決意をしている。

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