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「こわくないよ、だいじょうぶ。 　お姉ちゃんがぎゅってしてあげる。 　だから、みんなでいっしょにあそぼう？　…ね。」 「わたし、この体がすき。 　わたしの手は4つあって、みんなの手を一緒にぎゅってできるから。 　だれも、ひとりぼっちにならないの。うれしい…」 -**-------------------------**- これまでのあらすじ 気づけば、四人集まって、ベッドに眠らされていた、私達。 右も左もわからない中で、徐々に思い出していった、記憶。 そうだ、私たちは姉妹だった。あの孤児院の中で 私達は殺された、そこの、子供の一人…ジョーカーに。 思い出す中、何度もくじけそうになった。けれど。四人力を合わせて、乗り切った。 何度も私たちを襲う悪意、耳に響く、ジョーカーの歪んだ笑い声。 もう終わった物語の上で、私達は後日談を演りなおす。今度は、きっと、幸せに ネクロニカ 「鏡の国の後日談」 歪み汚れた鏡でも そこに写るのは、全て私 ♦ おはようダイヤの子。君は三番目にお姉さん。 狂ってしまったジョーカーの子から、クラブの子とともに逃げた子。 クラブの子を一人にしてしまった子。今度は、あの子を一人にさせない。 ♦ おはようスペードの子。君は一番お姉さん。 三人を慈しんだお姉さん。狂ってしまったジョーカーの子から、三人を守って最初に死んだ。 今度もまた、三人を守らなくては。 おはようハートの子。君は二番目にお姉さん。 狂ってしまったジョーカーの子が、スペードの子を殺したのを間近で見てしまった子。 またあの光景は見たくない。スペードの子は幸せにならなくては。 おはようダイヤの子。君は三番目にお姉さん。 狂ってしまったジョーカーの子から、クラブの子とともに逃げた子。 クラブの子を一人にしてしまった子。今度は、あの子を一人にさせない。 おはようクラブの子。君は四番目にお姉さん。 狂ってしまったジョーカーの子に、一番可愛がられてしまった子。 最後に一人残って、震えながら時を過ごした。もう、そんなことがありませんように。 教えてあげようダイヤの子。 君は本当は、ジョーカーの子。愛に狂って四人を殺した、誰よりあの子らを愛した子。 ダイヤの子の姿なら、今度は愛されるのかもね？ならこれは、秘密にしておかなければ。 ←　4カード / ジョーカー 　　アーシャ / ナーシャ 　　リジット / リゼット 　ネーレイス / ダフネ 　　　クレオ / クレア

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