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子供の頃から優しくも厳しい両親と幼い妹と幸せな日常を過ごしていた。 5歳の頃、お父さんに誘われ剣道を始め、お父さんみたいにかっこよくなりたい！と頑張っていた。 それから約一年後、FHの事件に巻き込まれ、両親と弟を亡くした。 その事件の時、自分自身も瀕死に陥ったが、心の底から「生きたい」と願った時レネゲイドが覚醒。 九死に一生を得た物の、家族を失い天涯孤独の身となった時、事件の捜査をしていた谷が世話をしてくれ、 谷がUGNに対していい印象を持っているという事でG市のUGNチルドレンとなった。 そこで出会ったのが月守。家族の死にまだまだ立ち直れない総司郎に対し、月守が熱く励ましてくれた。 それでもまだ塞ぎ込む総司郎が剣道をやっていた事を知り、共に剣道の試合をしてくれた。 年齢差や体格差もある中、当然勝てる訳もない。だが剣道をして汗を流すうちに本気になっていた。 必死に、月守に食らいつき、何十戦し、ついに一本入れる事ができた。 お互い真剣に相手と向き合う中で確かなつながりを感じた。 「俺は正々堂々、まっすぐで、主君に忠義を尽くす芯の強い侍みたいになりたいんだ！ そうだ、ソウシも強くなってソウシみたいな辛い目にあってる人達も守れるようになればいい！ きっとお父さんお母さんも沖田総司みたいに強い男になって欲しいと思ってその名前をくれたんじゃないか？」 月守はそう語ってくれた。 そう思うと、両親の自分に対する愛情を感じられ、生きられなかった家族の為に生きようと思えた。 それから総司郎は月守を兄のように慕い、桜雪の背中に追いつこうと必死で力を付けた。 UGNになってからも谷はたまに顔を出してくれ、谷や桜雪に「学校に行きたい」とこぼした所、 名目上は世間の調査ではあるが、学校に編入させてもらえた。 小学校高学年から編入し、現在では中学2年生になる。 コードネームは桜雪が教えてくれた沖田総司の話から知った、壬生の狼と呼ばれた新撰組から、壬生狼と名乗っている。 学校生活と部活、さらにチルドレンとしての仕事を両立し、生活する中、 月守が失踪したという事を知る。何故失踪したのか、どこに行ったのか、しばらく部活を休部したりする中自力で調べてみたが 一向に行方は分からなかった。 コードウェルの件に関わりがある…？と思いつつも調査が進むことはなかった。 その後、サムライソウルと名乗る男による辻斬り事件が発生。 事件を調査する中でさきと再会したが、彼はまるで違う人間になっていた。 事件の顛末として、サムライソウルとなったさきを打倒し、 さきがなりたがっていた侍のように強い男になると心に決め、 先に進む覚悟をした。

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