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◆緑目のオルフェ NPC 泰葉 琴<http://charasheet.vampire-blood.net/mfe1a467e1ba13295a0498dd0f2d57be3> - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 『あー動かんといてー！えぇ感じじゃろー？』 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 駆け出しのウエディングドレスデザイナー。 ほぼ独学で勉強したため、個性的というか普通とは一歩違ったデザインをする。 童顔で男性で言うとそんなに身長は高い方ではない。 でも女性の目線の高さに似てるからいいんだよ、と前向きポジティブ。 ファッションセンスも人と少しずれている。 人並み外れたセンスにより有名会社に所属。 所属しているものの、自由気ままな感じで仕事をしている。 海外に行ったり、自分の気に入ったデザイナーのとこに行ったりと会社にいることはほぼない。 ただ一つ決めていることがあって、ドレスの試着はある人に頼んでいる。 昔からの友人、琴だけに頼んでいる。 これは誰にも言っていない秘密ごとであり、彼女にも言っていない。 いろんな人に着てもらって、いろんな形見てる。というが嘘。 試着してもらっている時に『いつか僕の時も着てな～！』と茶化す。 ただ本当のことを言ったら断られそうな気がしていて、いつもごまかしてた。 いつか自分の作り上げた君だけのドレスを着て、一緒にバージンロードを歩きたいなぁなんて。 夢の夢の夢でありえないこと。 だから、いつも君に試着してもらっている。君のドレス姿が見れるから。 少しでも夢が叶っているそんな気がするから。 試着した姿をカメラに収める。それが終われば夢は終わる。 ねぇいつか、一緒に教会を歩こう？僕じゃダメかな。 有名人から依頼が入りドレスの制作を頼まれた。 知名度の高い人からの依頼であり、周りからも「なかなかない出来事だ！」と励まされた。 気ままに作ってきたドレスだったが、今回は少しだけ気分が上がった。 思わず口元が上がる。自分がちゃんと評価されていたんだと実感したからだ。 打ち合わせ、仮縫い一回目、二回目と順調に制作が進み完成と近づいた。 いつものように連絡を入れる。もう少しで出来るから～試着よろしゅうね～と。 ドレスが完成し、琴が来るその日。 ドレスを見てどんな感想を言うか、着てどんな感じかとても楽しみにしていた。 一つ、家のチャイムが鳴る。 ドアを開けた先にいたのは―――琴なんかではなかった。 会社の、同僚。 そこからは何が起きたか分からなかった。 身体に走る激痛と一気に襲う寒気と眠気。 よろめいてその場に伏せ動けなくなった。 あぁダメだよ、だって今日は琴が来るのに……こんなとこにいたら風邪引くって怒られる… 動機は嫉妬、という簡単なものだった。 第一発見者は女性、今日ドレスの試着をする予定だったという。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 【手紙】 僕の未来のお嫁さんへ(笑) 冗談です、琴へ。 この手紙が読めるってことは全部思い出してしまったんだね。 君にはこのまま忘れててもらいたかった。だってこんな思い出いらないもんね。 あの日僕は君にドレスを着て欲しかった。 だってすごい人から依頼されたドレスだよ？一番に着て欲しいじゃん？ ってのは嘘。 いつもいつも琴に頼んでたのは、僕だけのお嫁さんって感じがしたから。 いつか一緒に衣装に身を包んで隣に並んでバージンロードを歩きたかったな。 その時の君はとても綺麗なんだろうなとか、一人で思ってたました。 琴には僕以外の人が似合うよ。僕が言うんだ、そうだと思う。 あぁ琴の本当のウエディングドレス姿見たかったなぁとか今になって残念に思う。 僕はもう見れないけど、琴はちゃんと好きになった人と一緒に歩いてね。 僕は過去の思い出ってことで。 あぁ最後に、僕…笹木乃涼兎は泰葉琴が好きでした！ 以上！ これからも元気に過ごしていることを願ってます。 追ってきちゃダメだからね。 涼兎より。

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