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　園崎アリアという女の子は、実の双子の兄の事が好きだった。　幼いころから自身とよく遊んでくれて、小学生の時でも友人関係より真里亜の事を優先してくれた兄が好きで、愛していた。　実家は北海道で、彼女はロシア人と日本人のハーフ。　彼女は裁縫が得意で、よく兄のマフラーを編み、喜んでくれる事に幸福を感じていた。　中学生になると、思春期の欲求不満は、やはり兄との距離にあった。　身体も成長し、精神も成長すると、兄との距離は開いてしまった。　やがてそれは真っすぐと兄を対象とした性への執着となった。　彼女は兄の事を想いながら自慰をし、満たされない日々を余儀なくされた。　兄がトイレから出ると、すぐさまトイレに入り、兄の排便の残り香を楽しむも、結局は満たされず。　兄が風呂から出ると、兄の陰毛を探し、それを使って自慰をするが、結局は満たされない。　趣味だった裁縫にも、それどころではなくなってしまった。　しかしある時の気まぐれで、ぬいぐるみを創った。　アリアは閃いたのだ。　アリアはそのぬいぐるみを、兄との子として妄想し、距離が悩ましい兄への欲求不満を和らげていった。　とうとうその真っすぐな母性は、彼女の乳房から白い液体を出させた。　その液体の正体は直ぐに母乳である事が分かった。　その後、月経が止まっている事も確認をした。　その時、双子は高校生となっていた。　アリアも一六歳だった。　アリアは時の流れに焦りを感じ、とうとう兄に本音を言った。　愛している事。　月経が止まり、母乳がでる程に愛している事。　結婚もできる歳になって、嬉しく思う程、愛している事。　兄は言った。　自分も愛している、と。　二人は相思相愛だったのだ。　二人は今まで言いたくても言えなかった色々な事を話した。　アリアは自身の自慰行為の事も話した。　兄はアリアと共有したくとも、絶対に言えなかった癖を話した。　それは、愛する人はどんな味がするのだろうか、という事だった。　もちろんアリアは受け入れた。　その気持ちが、分からなくもなかったのだという。　――ある日の晩、双子は同じベッドに入り、共食いをしていた。　兄はアリアの肩の筋肉をかじる。　痛みに悲鳴を上げながらも、愛の力でそれは嬌声へと変化する。　気持ちの良い時間を過ごしたという。　しかし、二人は幸福に包まれなかった。　その後、双子は死に至ったという。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―― 永い後日談のネクロニカ ◆ 無限に増殖する触手 変異　部位：任意 妨害する触手　Tジャッジ　C2　R0～3 妨害2一ターンのうちに何度でも使用可能ただし一回の判定には一度しか使えない 殴り続ける触手　Tアクション　C4　R0～3 肉弾攻撃4 巻き付く　Tアクション　C4　R0～3 肉弾攻撃2　妨害2　移動妨害2 妨害と移動妨害は巻き付いている間、効果が一ラウンド続く この効果を使用している場合他の効果は使用できない 再生　Tラピッド　C3　R自身 この部位が破壊されている場合修復ができる 説明 突然変異を起こし増殖し続ける細胞に方向性を持たすることに成功したが、それは異形の形へと変貌を遂げた。彼らは落胆し廃棄処分にしたのであった。それが悪夢の前触れとも知らずに・・・ ◆

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