タグ： 真川

一人称：俺　二人称：さん付けだったりノリで呼んだり　文字色：赤 ふざけて事務所に応募したら受かってしまってレッスンから逃げるのに必死。言い訳が得意だが、根はマジメな大学生。 さぼろうとはするものの捕まればおとなしくレッスンを受ける。捕まらなければ趣味のカメラのためにふらふら歩く。 最近ようやくテレビに出演するようになってちゃんと仕事し始めた(主に深夜番組) 【毒入りスープ】 それは奇妙な夢だった。見知らぬ人たちと見知らぬ場所に閉じ込められ、そこから脱出するために毒入りスープを飲むことを強いられた。 しかし、夢にしてはあまりにリアルすぎた。温かい血のスープ、かわいらしい少女、おぞましい化け物、それよりもおそろしい神の像。 ただそれでも、累はやはりどこかで悪い夢か何かだと思っていた。毒入りスープを作ることには真剣だったが、やはり不真面目なところはあった。 本から染み出た、甘い匂いのする黒い液体。調味料はこれかなと思いつつ、累は何とはなしにそれを舐めた。途端襲い来る眩暈、激痛、息苦しさ。 これは死んだ、とさすがに思った。絶対死んだ。はしゃぎすぎたと後悔した。起きたらやはり夢だった。 結局夢だったのかよと一人突っ込んでみても、あの紛れもない死の感覚はまざまざと残っている。忘れることなどできそうにない。軽率に舐めるものじゃないなと至極反省した。 【神隠し】 とあるロケ番組で累は怪奇事件の解決をすることになった。某市３丁目付近で多発する行方不明事件を、自称霊能力者(顔出し可)と被害者の家にお世話になっていたバックパッカー(顔出し不可)(カメラ)と仕事の関係で被害者宅に使わされた染物関係者(顔出し不可)(音声)の四人で聞き込みを続ける。 四人の行方不明者のいなくなった状況を聞き出し、その中の一人の佐藤という男が不審な行動をしていたことを突き止めた。彼は隣の町の出身であり、そしてその町はあまりよい噂を聞かない。 足踏みするよりまず行動と、隣町に行き、図書館にてこの町と３丁目の下水道が繋がっていることを突き止める。聞き込みの段階で協力してくれた土木業者を引き連れ、町のマンホールを下り、３丁目の方に向かうことにした。 案の定そこに行方不明者３人はいた。残りの一人、佐藤はというと、まさに半漁人のような醜い容姿でその場に現れた。仲間を連れて。 ロケハンクルーは怪我しながらもそれを退け、隣町が半漁人の町であり生贄のために人攫いをしていたことを吐かせた。もちろんきついお灸を据え、今後このようなことはしないと誓わせる。 半漁人の部分はモザイク音声加工をするも、一人のアイドル(と愉快な仲間たち)が見事怪奇事件を解決したことにより、この番組は大成功を収めることになったのだった。 【冥府への片道切符】 【悪夢の行く先】 【静かなる騒霊】

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