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八ヶ代 剛汰（ヤカシロ コウタ） ゲームとアニメが好きなオタク男子。 有名どころからマイナーなジャンルまで浅く広く派。 常にお菓子を持ち歩いており、暇なときは日向で寝ている。 窓側の席は俺の席だ……。 口数は多い方ではないものの、大体顔に出るからわかりやすい。 ------------------------------------------------------ ■不登校の理由 少年野球で仲良くなった守谷隆生とは中学・高校と同じ学校であり、 彼と共に居られることが剛汰にとっての一番の幸せであった。 捕手としての腕は大して良くないのだが、優れた投手である隆生と組んでいたために、 剛汰も選手として試合に出ることが多かった。 して、剛汰が隆生にくっついていることを良く思っていなかった部員たちは、 隆生が大切にしていた靴をダメにしたり、飼い猫を殺したりと、 隆生に過度の嫌がらせを行った上に、それらを全て剛汰がやったものだと噂を流した。 初めこそ剛汰を信じていた隆生も、 学年全体に剛汰を加害者とする空気が流れ始めると、剛汰と距離を置くようになる。 結果として、剛汰は「自分がやった」と隆生に嘘を吐いた上で学校に通わなくなった。 ■家族のこと 両親ともに沸点が低く、何かと喧嘩していることが多いため、 仲介に入ったり、愚痴を聞いたり、時に八つ当たりに合うようなこともあったが、 両親のことを好いているからこそ文句も言わずにその役目を請け負ってきた。 それでも、学校に行けなくなったときくらい、 自分が弱音を吐いても許されるのではないかと思っていた。 しかし両親から浴びせられたのは「根性なし」といった言葉だけばかりで、 家にも学校にも居られなくなった剛汰は、父方の祖母の家に転がり込み、 祖母の家の近くの大学を目指すことにした。 基本的に人を嫌ったり恨んだりはしないのだが、 隆生のことや両親のことがあって、あまり人を頼らなくなった。 自分が居ることで誰かに迷惑がかかるなら、 自分一人が嫌な思いをして、自分一人で耐えたほうが良い。 カンとウサのことも大切な友達だと思っている分だけ、 自分なんかが関わってていいのかな、って気持ちもある。

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