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【職業】 私立探偵：隠れるに+10％ #5e5752 【特徴表】 格闘センスの持ち主：頭突き、キック、組み付きの基本値50。かつて道場に通っていたことがある。 影が薄い：隠れる、忍び歩きに+20％。電柱に間違われる。 鷺裏私立探偵事務所の所長兼助手兼事務兼雑用のちゃらんぽらん探偵。いつもヘラヘラとした笑みと飄々とした態度を崩さないため、真面目にやれとよく怒られる。 本人いわく「俺はいつでも至って真面目」。 そういった態度と口車のうまさから、名前をもじって「詐欺師」とあだ名されることもあるが、鷺裏は不満そう。とはいえそのあだ名はあながち間違ってはおらず、本人のスタンスは真実さえ明らかになれば基本的にどのような手を使っても構わないと言うもの。悪いことをするときもふざけたような態度を崩さないので分かりづらいが、本当は全然悪いと思っていない。 だからといって悪人ではない。好意には好意で返す。どうしても駄目と言われればやめる。困ってる人は、なんだかんだと言いながらも基本は助けてあげたい。きっちり割り切る態度はあるが、それはそれとして友が死ねば悲しむ心もある。 初見からの距離の詰め方が早い。男も女も基本的に下の名前で呼ぶ。 だいたいいつも金欠で、友人や知り合いに会うといつもおごってもらう。ヒモとしての才能がマッハ突き抜けている。 好きなもの：オムライス、ハンバーグ、お肉、おんなのこ 嫌いなもの：「そんなものないよ～」 10/21 天秤座 ムラサキシキブ 【ドラッグ・トラック～夢見ぬ少女と月の花～】 今日も今日とて閑古鳥の鳴く自宅兼事務所。 相も変わらず床で寝転ける鷺裏のもとへ、しかしこの日は珍しくかわるがわるに来客があった。 近所の女子高生からのおすそわけ、友人の仕事の愚痴を聞きながらの朝食、かつての依頼主からのお誘い、団欒の夕飯と2週間ぶりの肉。 そして、事務所の前で物憂げに彼を待っていたひとりの少女の依頼を請け負ったことで、すべての点と点を結ぶための線へとその身を変える鷺裏に、甘い腐臭が這い寄りはじめる。 ──無関係だからこそ、一番真実に近付ける。探偵ってのはいつもそういうものだ。 【胡粉の鍵】同行者：藤枝　歩、御倉 篤行、喜音家 奏 目が覚めると、見知らぬ空間にいた。 顔も名前も知らぬ人物たちと突然奇怪な状況に巻き込まれる鷺裏に、さらにもうひとつ異常が。 なんと体が縮んでしまっていた。どうやらそれは鷺裏だけではなく、同行者の多くがそのような状況になってしまったらしい。 出入り口もなく異様な雰囲気を放つ空間で、鷺裏はやれやれと嘆息しながらも、内心で謎のにおいに好奇心を募らせる。 探偵はどこにいても探偵。それを証明するにはいい機会だ。それでは、謎解きをしよう。 【善良な者の家】同行者：七見 献、西洞院真弥 気が付けば見知らぬ家。薄暗く、怪しく、どこかおどろおどろしい雰囲気の玄関に鷺裏は立っていた。 今回も前回同様に、顔も素性も知らないはずの目の前の人物たちと共にこの空間から脱出、ないし謎解きをしなければいけないらしい。あの事件をきっかけに起こる自分の身の回りでの奇妙な出来事。これらはすべて同じ存在からの誘いなのか、はたまた出来すぎた偶然か。 何にしろここに探偵がいて、そこに謎があるのなら解き明かしていくのは呼吸と同じだ。 では本日のなぞを吟味しよう。この家の味は如何に。 【彼女の部屋に】同行者：喜音家　詠、喜音家 奏、犀川 曄、米屋 ジュリオ 飼い猫探しの依頼を終え、閑古鳥の鳴く愛しの事務所へ帰宅する途中、一瞬の瞬きの間に知らない部屋に。なるほど、こういうパターンもあるわけだ。一人ひそかに感動を覚えながらも、鷺裏は狭い玄関にひしめき合う男、男、男の顔を見やる。 どの人物ともやはり面識がないかと思いきや、一人だけ見知った顔を見つけ、おやといつもの笑みを顔にはりつける。 いつか奇妙な場所で会ったはずのその顔。そうか、『これ』は赤の他人同士だけが巻き込まれるわけではない。ここに規則性は存在するのか否か。 それもまあ、そのうちわかる。 何しろ鷺裏は探偵で、この怪奇現象には『共通点が存在している』。それならこの謎を解かなければ。探偵はどんな格好でも探偵。 まあそれも、心の持ちようだと探偵は肩を竦めた。 【豊穣の麦】同行者：友生翠、黄月帝、木枯朧 夏の酷暑、唸る蝉時雨、鷺裏は袖をまくり上げ、磨きあげられた墓石に刻まれた名前を唇でなぞっていた。感傷的なのはどうにも性分ではなくとも、一人きりのこの時間くらいはせめて仮面を剥がすことも大切だ。 そんな矢先にひとつ、瞬いて。 気が付けば目の前に広がる黄金の麦畑と、美しい女性、スーツの男、無精髭と着物。そんな奇妙な取り合わせに図体ばかり成長した探偵がぽつりと混じる。 なるほど、『これ』は鷺裏の感傷もタイミングも、まして事情なんてまったく鑑みてくれないのだ。またひとつ謎が解けてへらりと笑う。 そして───そう。この麦畑ではじめて、負けたと思ってしまった。 あれがこの現象の一端を担うものだったのだと探偵は歯噛みする。 ではせいぜいリベンジでも。そう、首を洗って待っていてほしい。次の謎は完璧に、かの名探偵すら欺くほどに、出された謎を噛み砕いて見せよう。 【泥人形は砂糖菓子の夢を見る】 もしもひとつだけ願いが叶うなら。 そんな夢をいつか探偵が見たかどうかはさておき、少なくとも鷺裏には酔っぱらいの儚い妄言だったそれが──果たして現実味を帯びて目の前へ転がってきた。 正直者の探偵は、悪趣味な夢と悪趣味な妄想に珍しくも大変機嫌が悪いようだが、しかし。 やはりそこにも謎はある。心掻き乱されようが不愉快だろうが、謎があればそれを解き明かして暴きたくなるのが鷺裏──否や探偵。 誰にでも夢を見る心はある。 だが、その多くはただのわるいゆめだということを、今宵も探偵が証明して見せよう。 【Catch the Dream at the Casino】同行者：紡木真実、 時刻は午後十二時を回ったところ。惰眠を貪り床で寝転げる鷺裏の自宅兼事務所へ、久方ぶりの来訪者。そして、探偵としての依頼があった。 大金を掴む、そんな夢を語って消息を絶った友人を探してほしいと言う女性に、暇と退屈をもて余した鷺裏は二つ返事で了承する。 そうそう、そういえば自分のところへもカジノへの招待状なんぞが来ていたような。朧気な記憶をもとに招待状を紙の束の下から引っ張り出して、欠伸を噛み殺す。 長らく奇怪な事件に巻き込まれ続け忘れかけていたが、探偵のあるべき姿とは本来こうだったような。 大して磨かれてもいない勘を取り戻すべく、ドレスコードに身を包み、いつもより少しだけ真面目な装いの探偵は伝説と呼ばれるカジノへ足を踏み入れるのだった。 【奪取脱出ストラグル(KPC)】同行者：金時　寛大 さて、焼肉である。何はなくとも肉がある。 呼び出しに応じるまま流れるまま、依頼主兼友人に肉を奢らせる非道を働きながら、それでも己の財布から逃げない肉は安かろうが高かろうがうまいものである。 話を聞くに、ストーカーにあっているらしい。それはなんとも御愁傷様、などと口にしながら肉をたらふく胃に詰めた鷺裏の脳裏に、そういえばとある影がよぎる。 それが気のせいなのか探偵のカンなのかは置いておくとしても、四六時中見られているという彼に、では己とここにいるのはまずいのではないかと今さら感じた鷺裏は、彼を連れだって店を出ることとした。 しかしそこでひとつの事件が。 ストーカーも怪奇現象も、恐怖があるという意味ではそう変わらないと嘯く探偵に、友人を守り抜くことは出来るのだろうか。 それはトラックのブレーキ音だけが知っている。 【歳末逆行メトロ】同行者：糸色 梓、四葉伊吹 年末である。年始でも年末でも閑古鳥と仲良しの探偵に、さてそんな言葉が関係あるのか。 もちろんあるとも。買い出しだ。 ゆらりゆらりと電車に揺られ、うとうとと微睡み、気が付けば何やら車内の様子がおかしいような。 年末年始も関係なく、謎は謎を伴って探偵のところへ舞い込むもの。 大きな図体を伸ばしながら、さては探偵の年末大仕事を終わらせるため、鷺裏はにこやかに笑うのだった。 【Rptas】橋本 雪美 【タイムラグ⇄アンサンブル】都成翔太、金扇小春、朝日奈 美鶴 【行きて帰りしシチューパン】 【ネガティヴチェイン】朝日奈 美鶴、郭本光葉 【ワラベウタ】 【かけろ！トルネンブラスベガス】生田壬凪 、J・J

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