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《職業:自宅警備員》（クトゥルフ2015より） 職業技能ポイント:EDU×20 特記:CON-1。ネット上のうわさ話に対する〈図書館〉に+20%のボーナス。 《特徴表:方向音痴》 ナビゲートの基本成功率が1%になる。加えて、経験ロールで成長させることはできない。(興味P10×5加算) 記憶と声を失った少女。彼女の生い立ちは全くもって不明ではあるが、その容姿から近所の人間からは海外の出身ではないかと言われている。引きこもりで滅多に人前に姿を現さない。人見知りで引っ込み思案。たまに笑うくらいで、彼女の感情表現は乏しい。方向感覚が全くなく1人で外出してしまうと必ず迷子になる。甘い食べ物や飲み物が好きでケーキや果物をよく食べる。いちごミルクが大の好物である。意外にもアニメキャラのコスプレをする事が趣味であり、人前でする事は無いが家の中で自分で作った衣装を着て写真をSNSに上げている。割とそのSNSでは人気を博しておりフォロワーが5万人いたりする。 とある事故で記憶と声を失っており、彼女自身、自分が誰なのか。何歳なのか。何処で生まれ何処で育ったのかすら分からない。人とコミュニケーションを取る際は声が出せない為、いつもはメモ帳かスケッチブックに文字を書いて伝えている。彼女は現在、伊空市の古俣地区で兄と言われる人物と2人で生活しており、仕事をしていない彼女に変わって彼が働いて生計を立てている。しかし2人の容姿は似ても似つかないため本当の兄ではないのではないかと実しやかに囁かれている。 彼女は北欧の出身であり日本人ではない。8歳の時に母国で誘拐され、行方不明となったままの少女である。誘拐された彼女はそのまま人身売買され日本へとやってきた。彼女を買った日本人は彼女に日本の言葉などの基礎的な事は教える一方、性欲処理など自分の欲求を満たす為に彼女をこき使った。そんな日々に耐えかねた彼女は就寝した隙を狙い家を出た。夜通し走り遠くまで逃げた所で、親切な人に出会った。その人物に帰る家も行く宛もない旨を伝えると、何日か泊めてもらった後に孤児院へと預けられた。彼女が11歳の時だった。名前も変え、そこで何年か過ごし、高校を卒業するとバイトなどで貯めたお金などを利用して一人暮らしを始めた。就職先も見つけなんとか生活が軌道に乗り始めた頃、ネットである男性と知り合った。交流を重ねる内お互い惹かれ合い付き合う事になった。そして初めて実際に会おうという日に彼女は飛行機事故に巻き込まれ重体となる。なんとか一命は取り留めたものの声と記憶を失ってしまった。戸籍がなく家族がいない彼女にとっては唯一、記憶だけが身元を特定できる確固たる証拠だったがその記憶を失ってしまったため、病院側も対処に困っていた。そこにその日会うはずだった彼女と付き合っている男性が現れ、何を思ったのか彼女は自分の妹だと主張しした。そしてそのまま彼女もなんの疑いもなく彼を兄と認識するようになった。容姿の全く似つかない人物を兄だと認識してしまう彼女も大概アホの子なのかもしれない。彼女は再び名前を変えることになり、彼の名字と病室から木の葉がゆらゆらと落ちるのを見てゆらのという名前を思いつき、名を小湊 ゆらのとした。因みに兄(仮)の名は小湊 和希（こみなと かずき）である。 余談ではあるが、医師から記憶は外傷性のショックのために欠乏したものではあろうが、喉に損傷箇所がある訳でもなく、なぜ声が出ないのか不思議である。もしかしたら自分から声を出す事を拒んでいるのかもしれないと和希には伝えられている。

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