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元製薬会社（瓜屋薬房エスエム）の社員。（埼玉県 所沢町にある施設で働いていた） 秘密裡に行われていた「不老不死」の秘薬の研究が難航し、その為に計画の出資者の指定した納期に間に合わず、現場を指揮して居た不破が見せしめとして、身に覚えのない冤罪で捕まりそうになる。その際、命からがら逃走。 その後、逃げ回り、いつしか帝都の隅に居つく浮浪者の仲間入りをした。 薬の知識を活かし、医薬品まがいを作ったり、興味があり軽くかじった医学の知識を活かし、浮浪者仲間を救ったりしていく内に、浮浪者グループの中で地位が上がっていき、いつしかリーダー格に。 浮浪者仲間達からは「銀狼（ぎんろう）さん」と呼ばれている。これは不破が適当に言った偽名だったが完全に定着してしまった。 口が悪くいつもけだるそう。無意味にイライラしていることのあるが、なんだかんだで面倒見のいい不器な男 瓜屋薬房エスエム-うりややくぼうえすえむ-（元ネタ　瓢箪屋薬房エスエス-ひょうたんややくぼうえすえす-） 神経系鎮痛薬、胃腸薬、咳専用水薬などの販売製造で有名な会社。 不破はその薬品開発部署で当時（昭和5年）に21歳の若さでとある計画の責任者となる。 その計画とは、不老不死の秘薬の作成であった。 瓜屋薬房が結核の治療の薬開発中に偶然作り出された物質が、一度死滅した動物の細胞を30分だけ蘇生させた可能性があるという実験結果があり、 その話を聞きつけた大富豪（御金　餅-おかね　もち-）が瓜屋薬房エスエムに莫大な出資をし、その権力で不老不死の秘薬の研究組織を編成。 当時若手で期待株であった不破が研究組織の長に推薦されるが、期間が2年以内という無茶苦茶な期限と曖昧な資料しかなく完全な貧乏くじであった。 不破が寝る間を惜しんで研究を続けるも、納期に間に合うわけもなく御金の差し金で会社の資金横領の免罪をかけられ、信頼していた上司も御金の圧力に屈していることに絶望した不破は、失踪する。（昭和7年）

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