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ローティーンにさえ見える少女。これでも成人している。 いつもおどおどしており、言動から自分への自信の無さがにじみ出ている。 それでもヒーローとして活動する間は胸を張ってヒーロー然としており、それが健気でよいとファンも多い。 自身の力や所有する槍を忌むべきものと考えており、槍を誰にも触らせないという変わったこだわりを持つ。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 元”運命の七騎士”メンバー。クラスはランサー。当時１４才と最年少で”運命の七騎士”に就いた。 彼女の戦闘スタイルは、自身の持つ巨大な槍を遠隔操作・射出しての遠距離攻撃。 弓兵の適性が高かったが、得物が槍であることから槍兵の席に着いた。 彼女は聖槍”ロンギヌス”を所有する少女である。 ”ヴィランズイヤー”と呼ばれるオーヴァード犯罪により世界が混沌に包まれた時代。 コードウェル博士の研究から自身の異能の正体を探り当てた研究者は、 不在となったコードウェル博士が保管していた槍の遺産”ロンギヌス”を窃盗し、レネゲイドウイルスに関して独自の研究を始めた。 幼子であったエミリアはヴィランに誘拐され、”ロンギヌス”に強制的に適合させる実験の実験体になった。 結果、幸いにもレネゲイドウイルス適合率の高かった彼女は”ロンギヌス”を使いこなすことに成功し、オーヴァードとして覚醒した。 研究者はもろ手を挙げて歓迎したが、それも長くは続かなかった。 ほどなく遺産をはじめとした研究成果の取り合い（実質的な殺し合い）が起きた。彼女はそれに巻き込まれたのだ。 ”ロンギヌス”のおかげで逃げおおせることはできたが代償として両親を失い、その一件が彼女に深い傷を残すことになる。 その後、ヒーロー候補生として活動していたところをキャプテン・マシュリカに拾われて”運命の七騎士”に加入。 戦闘時は槍を遠隔操作により使用し、槍の射出による後方支援に徹していた。 解散後もひっそりとではあるがヒーロー活動を続けている。 ちなみに、彼女は”ロンギヌス”ではなく、別種の大槍を武器として使用している。 これは彼女が”ロンギヌス”を放棄したわけではなく、”ロンギヌス”の見た目をイージーエフェクトでごまかしているためである。 これに限らず彼女は、先の一件のために”強い力を持つこと”、”強く見られる”ことを極端に嫌う。 この槍の力が露見して、再び争いが起きないようにと強く願っている。 コードネームの由来はケルト神話の光神ルーが持つ槍”ゲイ・アッサル（アッサルの槍）”。 命じれば対象に必ず命中するほか、所有者のもとにすぐさま召還されるという。 なお、彼女の槍はキリスト教に伝わるイエスを貫いた槍”ロンギヌス”であるため、ゲイ・アッサルとは異なる。 しかし自身の槍を市販のものと周囲には説明しているため、”ロンギヌス”のことを知るものはこの世界にはほぼいない。 キャプテン・マシュリカはそんな槍の真相を知っていた数少ない人物であり、理解を示してくれた人物でもある。 「”其は殉教の御旗にして神罰の杭”」 「”汝、その双眸を開き、主の血盟に応えたまえ”」 「”裏切りを孕む汝の名は、―『ロンギヌス』！”」 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- シナリオを経て、自分の力は人を愛するゆえに振るわれるものであると気付く。 自分の力は、人を壊すために振るわれる目の前のそれとよく似ているが、全く違う。 人を傷つける以外にも、喜びを得ることができる。幸せになることができる。 こうしてエミリアは、自分の力と、ようやっと向き合うことができた。 彼女の守り続けた”運命の七騎士”は晴れて復活。 こうして彼女の背負い続けた運命は結実した。 ちなみに年頃なこともあり、彼氏募集中。 キャプテン・マシュリカが救助した人物のひとりでありヒーローである静揺妃姫が気になっている。 外見を偽っていた影響で、実は結構な少女趣味。なお彼女自身が童顔で少女的体型なのでそこまで問題はない。 ・・・今のところは。 「”其は進撃の御旗にして決意の楔”」 「”我、その双眸を開き、内なる理想に手を伸ばす”」 「”我が決意に共に至る汝の名は―『ロンギヌス』！”」

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