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芸術家ベース 高校2年生 家庭科部 NPCとの関係性は友達（片思い） お人形のような養子で生まれた。周りからもお人形のようだと可愛がられて育つが、上に2人兄がいたため口喧嘩などもたくさんして成長してきた。そのため、一人称は俺で、顔に似合わないような荒い口調も使ってしまう。中学の頃はイメージと違う、騙していたなといじめを受けることになった。いじめグループの主犯者が好きだと告白してきたはずの男子だったため、男性が嫌いになる。 中学時代にいい思い出を抱けないまま、高校は女子校を選び進学する。女子校に入っても容姿から人に構われることは多かったが、口調に気をつけていたので特に問題もなく過ごしていた。このまま何事もなく、自分を偽って3年間過ごすんだと思っていた時出会いがあった。1年秋の席替えで隣になった月野 明（つきの あきら）さん。彼女も男性ともとれるような中性的な見た目をしており髪も短く、態度も紳士で男前なので同級生だけでなく上級生も騒がせていた女性である。彼女も過度に期待され騒がれ大変だなあと親近感を覚えていた。でも自分と彼女は違う人間だから、月野さんは素で過ごせているのだろうと羨ましくもあった。そんなことを思いながら隣になって挨拶をしようとした時、顔をあからさまにそらされてしまう。嫌われるようなことをしたのかと真っ青になると同時に失礼な人だとその時は思った。しかし、授業中はやけにずっとこちらを凝視してくる。「なに...？」と返すとふいっと顔を背けてしまう。そんなことが1ヶ月も続きもう我慢出来ないと呼び出して問い詰めると、可愛いものが大好きで星宮さんふわふわしてかわいいから目が離せなくてと拍子抜けするような答えが返ってきた。なんだと笑いながらも、自分と同じ子がいたんだなと救われたような気持ちになった。わたしの前では隠さなくてもいいよと和解し、友達になる。一緒に過ごしていくうちにギャップがかわいくて、でもかっこよくて気づいたら自分の方が目で追うようになっていた。恋だと気づいたが、彼女に本当の自分をさらけ出せてすらいないのでいう資格がないとずっとそのままでいる。かわいいものが好きな彼女に本当の自分を知られたいと思いつつ知られるのが怖い。

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