タグ： ささげ

気がついた時には子分が沢山いて、気がついた時にはアタシはひとりだった。 尋常ならざる力は今や尋常と変わりなく、アタシはいつかの夢すら忘れて、ただ小悪党を未練がましく続けている。 ラテン系の血が入った褐色肌の女性。 全身に雷電が駆け巡り、元は白金だった髪は電気を帯びて青緑に色づいている。 かつてFHに所属していたころは気風の良さから手下も多くいたが、 世界が崩壊するころには彼らも死して随分と減ってしまった。 崩壊後、虚しさに打ちひしがれる彼女の体に変化が起きた。 対抗種の発現。オーヴァードとジャームしかいなくなった世界において 彼女は奇しくもレネゲイド殺しの力を手に入れた。 そうとはいったところで、崩壊してしまった世界で成し遂げたいことも無く、 レネゲイド殺しの傘下にいれば、ひとまず助かると考える者、 対抗種の力を捩じ伏せれば自分の強さを示せるのではと考えて身を潜める者、 彼らの全てを容認し、ただ何も無い世界をいたずらに過ごしている。 オーヴァードたちの争いの中で片腕を失ったため、余り物のパーツで作った義腕に 自分の電気で信号を送って操作・使用している。 元は白金の美しい髪をもち、アレンジも楽しんでいたが、 覚醒後はコントロールできはするもののぼぼ常に帯電していて髪型が維持できなくなったため すっかり諦めて刈り上げるようになった。 表面こそ気風のいい女として振舞っているが、心には今も乙女がいる。 経験点19

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