タグ： あれやねんdx3

〇人物 いかにも好々爺といった雰囲気で、着流しの似合う老人。 義を重んじ、誰にでも優しく、何事にも動じず、自身の価値観で動く自由人。 裏を返せば一つの物事や一人の人間に入れ込むことは少なく、「正しさ」や「清らかさ」そのものへ固執する。 極論を言えば、昨日まで最愛であった人物であったとしても今日は斬る対象にもなる。 とは言え、人を食い物にするような行いをしない限りは頼れるおじいちゃん。 〇暗殺者として 幼い頃に戦争で親を亡くし、孤児として生きる。 騙し、盗み、殺し、それらが当たり前の環境で生きることで価値観は歪んでいく。 その中で蔵円は生きる術に殺しを選んだ。幸い才能があったのか、すぐに生きるに不自由ない力を身につけた。 何より、悪人を殺せば虐げられていた者は喜ぶ。そう信じていた。 10年程したころ、要人に雇われるほどになった蔵円はそれから20年間その界隈では名を知らぬ者はいないほど名を轟かす。 しかし、ある日を境に突然姿を消し、それから裏社会に現れることはなかった。 〇現在 地中海なぽりに雇われ、庭師として悠々自適な生活を送っている。 持ち前の速さと剣技を用いれば、広大な敷地の庭仕事と言えど1日に2時間ほど働けば十分なのだ。 今の雇い主に不満はない。殺しを強要しない雇い主は初めてだった。 「将来ここは私の愛したものでいっぱいになる予定です。貴方にはそれを守って欲しいのです。力は…要りますし…。」 なんて我儘な子供なんだ！自分の好きなもののために人に働けとは！ しかし、誰かのために我儘を言う生き方は悪くないのかもしれない。 自分の理想を勝手に重ね、勝手に良い方向へ解釈し、彼女を主人として認めた。 〇戦闘 昔から持ち前のスピードを活かし、速度を乗せた一撃必殺で決着を狙う。 かつてはその速さから「影が刺す」と表現されたほど。 レネゲイドウイルスに感染してからはそれが顕著であり、人外の力をもつオーヴァードの中でも有数の速さ。 相手の死角、スキ、視線誘導等のありとあらゆる技術の複合により、相手から見たその速度は瞬間移動にも迫る。 ウイルスにより完全に能力に目覚める以前から力を使っていた節がある。

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