タグ： 瑛嘉玄 探索者引退

※基本ルルブP.48「医師」準拠。個人的な技能は所得していない。 ※この探索者は「神話的事象により狂気に陥った」という事実が運命の湾曲により消滅した。神話技能の追加獲得はない。 ※このキャラクターシートは使用できない。ただし、この探索者でなければならない理由があるならその限りではない。 町ではほどほどに名の知れた精神科医。病院は個人で開業しており、さほど大きくはない。 カウンセリングを行ったり、出先で診療を行うこともあった。しかしそれも生前の話である。 生まれつき洞察力が高く、特に聴力の高さは異常と言えるほど。それが災いし、生活の一部に支障が出ていた。 しかし一番の問題点は、洞察力の高さでも聴力の高さでもなく、自身の心の弱さを見て見ぬ振りしていることだった。 外見的特徴としては、頭の二箇所が少し跳ねたような癖っ毛が挙げられる。 一見するとケモミミのようであり、恥ずかしいので何とかしたいのだが、どうやっても直ってくれない。 内面的特徴としては、臆病な性格が挙げられる。そして自らに蓄積されてゆく神話的知識を恐れている。 人間不信な面もあり、称賛の言葉を素直に受け取れず、何か裏があるのではないかと疑ってしまう。 これは精神科医として(一人の人間としても)致命的な悪癖だと言える。自覚はしており、この癖が出る度に自己嫌悪に陥ってしまう。 付き合いのある者からは「ただのいい人」に見えるあたりが更に厄介である。 思い起こせば、彼女は物心ついた頃から最期の時まで、逃げ続けの人生であった。 聴力の高さが災いし、子供の頃から聞かなくていいことまで聞こえてしまっていた彼女は、 あらゆるものに目を瞑り、自らの被害妄想から逃げるように転校を繰り返していた。 様々な医学分野がある中で精神科医を選択したのは、傷ついた心を治療してあげたいという建前であるが、 本当は、患者の死を経験したくないという、ただそれだけの理由からであった。 しかし、精神科医にも患者の死というものは存在する。そう、自殺である。 彼女は逃げられないものから逃げ続け、一時的に逃げ果せたつもりになったこともあったが、 根本的な解決とは程遠いものであった。何故なら、彼女が真に逃げていたのは「弱い自分」からだったのだから。 最期の瞬間、彼女の脳裏にはこれまでの「ただただ逃げるだけの人生」が走馬灯のように過ったことだろう。 自分自身と正面から向き合えばよかったと気付いたときには、全てが遅かった。 もしも二度目の生があったなら、自らの全てを受け入れた上で、前へ進むための勇気を持てるかも知れない。 若い彼女であれば、全てを一からやり直す、まるで生き直しのような人生を送ることだってできるだろう。 もっとも、二度目の生というものは通常存在し得ないものなのだが... 運命の湾曲を願った彼女は、神格の加護により二度目の生を得た。 彼女は本当の自分と向き合う決意を抱き、全てを一からやり直すための道を歩み始める。 己の弱さを全て受け入れ、自分の本当にやりたいことを見つけるためには、とてつもない苦労と長い年月を要するだろう。 それを成し遂げたとき、もしかしたら探索者としての彼女と再び相見えることがあるかもしれない。 [Midnight eater(TestPlay)]からの生還：テストプレイ，ロストなし，報酬なし [花を蝕む少女]からの生還：ショゴスとの戦闘を回避して生還した，アイリを救うことに成功した，クトゥルフ神話技能+1を獲得 [作られた殺人鬼]からの生還：ニャルラトテップの影より放たれるかぎ爪の威力から非日常世界の片鱗を垣間見た，クトゥルフ神話技能+2を獲得 [DolL]からの生還：誰一人として犠牲を出さずに生還した，言いくるめ技能成長+8 [丸呑み]からの生還：不可思議な世界から日々野と共に生還した，訳も分からぬままの生還(SAN報酬なし)，クトゥルフ神話技能+8を獲得 [ペスト医師と名も無き少女]にて死亡：運命の輪から逃れることは出来なかった，彼女を救うことができず地球は死の星と化した，探索者ロスト [天使のオリ]にて再び生を得る：奇跡により運命を湾曲し二度目の生を得た，これからは探索者ではなく一人の人間としての道を歩むだろう，探索者引退

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