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『人間はすべからく平等のはずなのに、どうして順位や段差が出来るのかな。死ねばただの肉塊だろう？』 日本名：経柄　行(へるえ　くだり) 表では接客業(レストランやホームセンターの店員、薬局のアルバイト等)をしている狂信者。 世界中が「平等主義」を掲げているのに毎日のように起こる「差別」や「格差」が疑問で仕方なかった。 ある日聖書を読み、「人間は結局神に作られたただの命なのだから、やはり平等に尊ばれるべきだよね」と都合のいい自己解釈を強める。 「だって神様が平等に作ったんだ。神様の意志に従わなくちゃ」 「大地より水より空気より植物より動物より遅く作られたんだ、せめて人間同士は平等であるべきだよ」 「だよね？神様」 以来、『平等に尊ぶべき命が平等に尊ばれる世界』を求め、「平等に尊ばない人間」を殺す事を己の使命だと思い込むようになった。 ただ、「平等に尊ばない人間でも平等に尊ばれるべき人間ではある」ため、まず心を入れ替えるよう説得する事が多い。 だいたい聞いてくれないので殺す。 日本にも多くの差別や格差があると聞いたため渡国、いざ飛んで来てみたら本当に多かったので毎日忙しい。 日本名の由来は「平等に尊ばれるべき人間を殺している自分は地獄行き」という自覚を持っているので、それっぽい名前にしてみた。 ＜技能について＞ 　狂信者：隠す、隠れる、心理学、説得、図書館+化学、電気修理、法律、薬学、ライフルのうち2つ+個人的またはその時代の特徴的な技能1つ ＜特徴表＞ 　3-7：俊敏 　　　 回避の初期値が【DEX*2】ではなく【DEX*5】になる 　6-7：不屈の精神 　　　 気絶後、各ラウンド最初に【CON*2】ロールを行い、成功した場合HPが回復していなくてもそのラウンドから戦闘に復帰できる ＜関わったシナリオ＞ 皿の上の人魚姫、snuff video、狂った祈りはガラスのように ―――――以下ネタバレ含む――――― ・皿の上の人魚姫 　さようなら。さようなら。 　記憶喪失により11か月間自分の事が曖昧だった。 　自分の事、今まで行って来た行為等諸々を思い出すも、この事件にかかわる「全て」の記憶が欠如。 　船に乗った事どころか、依頼をされた事さえ覚えていない。故に、共に船に向かった二人の人間についても「知らない」。 　今日も彼は穏やかに笑って、ただ『平等』を謳うだけ。 　故に今彼は28歳である。 ・スナッフビデオ 　運命は誰かに決められるものじゃない。自分で定めないと平等じゃないじゃないか。 　「殺人を犯している自分」を隠さなくても付き合える知人が四人増えた。 　もし壊れても代替品に困らなくなりそうだな、と今日も愛用のナイフと拳銃の手入れをする。 ・狂った祈りはガラスのように 　守れなくて、ごめん。―――さよなら。 　平等を求める彼にとって、「生贄」というのはあまりに不平等だった。 　認めるわけにはいかなかった。…けれど、あと一歩を誤ってしまった。 　彼女がまた求めるのであれば力を貸すだろう、しかし自分から会いに行くことはもう二度とないだろう。 　それは決して懺悔などでは無いが、それでも。二度と、ないだろう。 　

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