タグ： 執事 ロスト

一人称：私、俺 二人称：○○さん、様、貴方、お前 ヤクザの父親と愛人の間の子として生まれるが、5歳頃、父に本妻との子供ができ愛人(母)が父に縋るも文字通り切り捨てられ、本人は子供の臓器等取り扱うバイヤーに売られる。 すぐさま裁かれるかと思ったが、DNA鑑定や型の一致する提供元を調べる間、バイヤーグループのうちの一人(おじさん)の気まぐれにより「何を使ってもいい、一か月以内にこの部屋にあるもんを使ってその枷を外せたら逃がしてやってもいい」といわれる。 その一か月間、そのおじさんが何を考えてるかはわからなかったが、毎日目の前でカギの開け方、使えるもの、物の探し方などを教え込まれる。(おじさんは余命わずかでちょうど死んだ子供と影を重ねてたらしい)。 二人だけの秘密の取引だったため、そのやり取りがばれないように常に気を張っていた。 初めの方はおじさんに黙れと言われたりしていたが、徐々に自分で気づけるようになっていく(聞き耳)。 「いいか？人の足音、呼吸、耳さえあれば感情も動きも癖もわかる」 「目があれば置かれている状況、解決方法すべてが分かる」 最終的にそこまで器用というわけではないが、もともとの頭の良さ(INT16)と鍛えられた目や耳もあって3週間で部屋の脆くなっていた壁に使われていた針金と粘土を使って鍵開けを成功させたが、残り一週間、おじさんと離れがたく、鍵を開けられることを隠していた。 残り三日で提供相手が見つかってしまい、おじさんにこれを使えとピッキングセットを渡される。 「それは約束が違うだろ」ってカギを開けられていることを伝え、逃がしてもらう。 その過程で足を滑らせこけた際におじさんは殺されるが、死ぬ前に伝えられた区域に何とか逃げ込み、それから廃屋や路地裏などいろいろな場所・グループを転々としていた。 鍵開けスキルは徐々に磨かれ、食料を調達するために盗みを働いたこともあるが、割とドジを踏むため隠れたり隠したりは下手であり、聞き耳、目星がさらに鍛えられていく。 鳥の行動や猫の反応から水の位置やどこかに人がいることに気づくレベルにまで到達する。 しかし、隠れようとして足を滑らしこけたりする。 ある日(12歳頃)、食料を盗んで逃げてる間に運悪く別のグループの縄張りを荒らした上に見つかってしまい、袋叩きに合って行き倒れているところをお嬢(7歳)に拾われる。 その後、適当に金奪って逃げようとしていたが、お嬢の屋敷の庭を整備している庭師がいつかのおじさんに似ており、またお嬢がなかなか帰ってこない忙しい父の代わりのように庭師になついているのを見て、出ていきそびれた。 その後いろいろあってお嬢と喧嘩したりもしたが、なぜそんなに人と関わるのを嫌うかについて掘り下げられ、お嬢に"おじさんを失ったことへの悲しみ、トラウマ"を自覚させられ、初めて泣くことができ、それからお嬢に感謝している。 屋敷ではどこに出しても恥ずかしくないぐらいの教育を受けた。それはそれは地獄の日々だったそうな。しかし、わがままお嬢の説得などが苦手で、鍛えた目星と聞き耳はお嬢の居場所を突き止めるのに大いに役立っている。 そんなこんなで今はお嬢様(17歳・156 cm)付きの執事(見習い)をやっている。 貧民街などで暮らしてた頃は人が飢餓で死ぬ、野犬に食われるなどいろいろ見てきたため、めったなことでは取り乱さない。また、お嬢のお世話やわがままを聞きまくっていたおかげで我慢強い。 しかし、おじさんの一軒依頼大切な人を作らないようにしてきたこともあり、今唯一の世界一大切な人であり命の恩人である(ということにしている)お嬢を失うこと・恩を返せずに死ぬことを恐れている。 また、拾われてからはお嬢のために生きているためもともとの頭の良さの割に自分の利益のために何かを決定する能力が欠落している。 ドジで犬でどうしようもない男だがやるときはやる。人殺しでも何でもやる。 お嬢の趣味に付き合ったりしているので興味Pは割とまばら。 お嬢はあまりけがをしないタイプというのもあり、応急手当は低め。また、お嬢の方が圧倒的に強いのであまり言いくるめなどは上手くない。経理などは……これからガンバル(多分) お嬢が信じると決めたことは自分も信じると決めている。 「はじめまして、葵と申します」 「私は、お嬢様の元にいなければならないのです」 「あぁッ……またやってしまった」 「さて、次はどうしましょうか」「お嬢のためなら何でもやるが、お嬢がいないなら何でもいい」 「貴方に構ってる暇はないな」「俺のお嬢に触んじゃねぇッ！！」

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