タグ： 暁(サトル)

産みの母親はフィリピン人だが、雅浩が7歳の頃に亡くなった。 その後父親は仕事一筋になり、家で一人過ごすことが多かったが奥村くんと出会ったことで明るくなり楽しくなった。 母親が舞台が好きだった影響で、天国から見てくれるかなという理由で子役になりそこから今でもずっと続けている。 父親は、雅浩が13歳のころに再婚。 再婚した母親は雅浩を嫌っており虐待をずっとし続けている。子役で稼いだお金はすべてこの女に使われている。 複雑な家庭環境や、虐待もあり奥村君の存在が雅浩の中ではとても大きく必然と言えるように彼を好きになり恋している。 しかし、自分の思いを告げるつもりはなくこのまま彼の幼馴染で親友という間柄を継続できればと思って過ごしている。 現在俳優業をしながら一人暮らし。 パソコンは俳優業をやるうえで使えたほうが便利だなと思い独学で勉強した。 水泳が趣味で泳ぐことでストレス発散する、奥村くんがロッククライミングをしているのでそれに付き合いたくてひそかに通った結果そこそこ登攀が出来る。 奥村君との出会い(勝手な小説) 小学校の入学式、両親に見守られながら少し散ってしまってなんだか寂しい桜の木の下でこの学校にこれから通うのだ、と小さいながらに意を堅めていたのを覚えている。 わくわくとした高揚感、どきどきとした緊張感、いろんな気持ちがまぜこぜになりながら当時はとても大きく感じていた校舎の中に足を踏み入れる。 そうして足を踏み入れ、自分のクラスだというところへ入り自席につくと周りはもうわいわいとしていた。 その空気に乗り切れなかった自分は、輪の中に入りたくても入れずそわそわとしたまま教師を待った。 教師が入ってきてからは、注意事項やら教師の自己紹介やらのホームルームが始まりそのあとに自己紹介が始まった。 順々にクラスのみんなが自己紹介をしていくなか、奥村くんという彼の言葉に少し驚いた。 「奥村はやとです、○月×日生まれキャンプがすきです！」 誕生日が一緒だ。 それだけで彼と仲良くなれる気がする、なんて可愛いものだと思う。でもその時の自分はそう信じて疑わなかったのだ。 そして自分の番の自己紹介がくると、自分も言おう…と気持ちを固めて息を吸う。 「八尾…雅浩です。○月×日生まれで、泳ぐことが好きです！！」 その言葉でみんなが誕生日一緒だ～！とか盛り上がって、これがきっかけでクラスのみんなとも仲良くなれたし彼とも仲良くなることが出来た。 おんなじ誕生日だね、心の中で彼に言いながらおめでとうとつぶやく。 自分も彼もおめでとう。 こうして祝えることが今の俺にはすごく幸せでありがたい。 今年も彼にこの言葉を… セッション日が奥村くん雅浩の二人の誕生日でお互い祝いあおうという名目で集まったていです！

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