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特徴　行方不明の家族 子供のころに親の都合で外国に行った そこは貧しい国だったが、平和で笑顔があふれていた そこに来た当時は言葉もわからず、肌の色も顔も文化も違う人たちになじめなかったが、黒い肌の女の子が手を引っ張って色々なところに連れて行ってくれた 言葉こそ通じなかったが、その女の子は手ぶり身振りで伝えようとして、葵もなんとなくそれがわかり次第に心を開いていった だが、その国で内乱が起きた。先進国化を焦ったある一部の人たちがいつまでも古いやり方に我慢できなかったのだ 葵やその親も当然巻き込まれた。騒動によって親とは離れ離れになったが、女の子がそばにいた。何よりも心強かった …はずなのに、女の子は葵をかばって銃に打たれた。流れ弾だった 泣いて、泣いて、泣いた。いつの間にか内乱は終わっていた 親とは結局会えないまま、親戚に引き取られた葵 葵は今度は自分が誰かを守る番なのだとよく食べ、よく勉強し、今の仕事についている ある日親が取ってくれた黒い肌の女の子との写真を持って

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