タグ： ウタカゼキャラ 1人目

～希望～ 　好きなモノ:イチゴ 　好きなコト:本を読むこと(冒険譚)、歌う事 ～ウタカゼへの道と今の姿～ 　龍樹に住む17歳のウタカゼに選ばれた女の子。 　元々はここから離れた村に住んでいて、 　その場所で特に外界と接する事なく(村人ぐらいかな)静かに暮らしていた。 　本を読むのが好きで、良く色んな本を読んでいた。 　特に興味を持ったのは、勇敢な人が悪い心を持ったモノを倒す、純粋な冒険譚。 　あまりにもオーソドックスで、慣れてしまえば「つまらない」と思ってしまうかもしれないけど、 　私の中ではある意味輝きとなっていた。「こうなれたら」って希望を抱く。 　 　やがてそれは、私を「行動」って意味で突き動かした。 　村の人たちに訳を話して、沢山のお話(意思の確認とか、どうしてそう思ったか、彼らは心配をしていた)をして、 　見送ってもらいながら村を後にした。 　怖くないって言われたらそれは嘘になるけど、 　多分私にとっての「希望」は、その先の未来の事になっていたんだと思う。 　途中で怖い生き物に襲われたり、何度も怪我をして諦めそうになったけど、 　なんとか龍樹に到着に到着した私は、そこでたくさんの出会いを果たした。 　最初は不安いっぱいだったけど、優しい他の者達に支えられて過ごした。 　そして、私はそこで師を見つけた。私に「役割」を担わせて貰う為に、色々な教えを受けるために。 　師の訓練は楽な事では無かったが、私の希望は揺るがなかった。 　私は歌う事が好きだったから。空いた時間ではよく歌っていた。 　戦士の様に勇ましい歌。母親に撫でてもらうような優しい歌。灯りの煌めく街で一人の少女が紡ぐ悲しい歌。 　そして何より、これからの希望を、今を楽しく思おうとするための楽しい歌。 　4年の月日を得て、それなりに立派に(少なくとも村を出る時よりは？)なったと思われたのか、 　龍さがしを許された。 　「一生に一度しかできない」ってことはよく聞かされていたから、 　もしって可能性を考えたら凄く不安でいっぱいだった。 　でも沢山の冒険の様子を見てきた私にはある種の期待もあった。 　一晩を一人で過ごす夜。とてもとても静かな一時。 　気づけば私は一人、口ずさんでいた。 　それは今まで歌ったことのないような、ありとあらゆる思いをのせた歌だった。 　いつまで歌っていたのか、私は何か不思議なものに抱かれるようなそんな感覚がした。 　夜の闇を照らす星の光が、私の一部分を照らした。 　私の一部分が光を反射したそこには、「色」がついていた。 　ふと上を見れば、何か、細かくは見えないけれど、翼の生えた…絵本で見た、「龍」の様なものが見えた気がした。 　暖かな気持ちになった私は、それでもなお歌った。 　その響きは何処か、「悪意」を無くし、「希望」を抱かせる… 　そんなウタカゼとしての資質を持った、かつて絵本で読んだ登場人物がラストを彩る時に歌った 　「祝福の歌」に似ていた。 ～おはなし(セッション記録)～ 　Session.01「」

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