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幸雄・フェルナンデスの母親。幸雄の父親と作ったスペイン料理店「Ｇｒａｃｉａｓ」の女将兼料理人。プロの料理人を目指し、レストランで働いていた時に当時２０歳でスペインから来た幸雄の父と知り合う。二人は結婚しその後店を開業、幸雄も無事に生まれ順風満帆な生活を送れると思っていた矢先、幸雄の父が幸雄を連れてスペインに帰省中凶弾に倒れる。幸雄は無事に帰ってきたものの、夫を亡くした悲しみから店を休業する。そんなある日、夢に幸雄の父が現る。 『ほら、泣かないで。君は強い女性だろう？。僕はもういないけれど君にはお義父さん、お義母さんそれに幸雄がついてる。君は前に進まなくちゃいけない。僕は遠いところからいつまでも君を見守っているから。、、、そろそろ時間みたいだ。神様っていうのは時間に厳格でね。これで本当にサヨナラだ。』 そういうと振り返って去っていく。『そうだ、言い忘れていた。僕は君を本当に──────』言葉を告げた後、彼女は夢から覚める。「馬鹿な人ね。『愛している』なんて。そんなこと、、言われなくても分かってたわよ、、」その後は店を再営業し、吹っ切れたように元の生活に戻る。幸雄には料理店を継いでほしかったが、彼の強い意志は誰も曲げられないと理解すると、彼の聖職者の道を後押しするようになる。

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