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ノア 灰色のカールしたツインテールの可愛らしいドール。 口元は笑顔だが目が死んでる、淡々とした口調。 身なりがよいためお嬢様っぽいおとなしい印象を与えるが、どちらかと言うと行動的な方。 あと、若干楽観的な面もある。 例え手が吹っ飛んでも、「あ、取れた。まぁいいか、なんとかなる」というような感じ。 戦闘は基本二丁拳銃を使い、対戦車ライフルで止めをさす遠距離型。 覚えていること 私は白く小さな花が咲いている場所に立っている。 私の手には、その花で作られたと思う指輪がはめられている。 それはとても大切なものなんだろうけど、誰が作ってくれたのか、自分で作ったのかはわからない。 けれどその指輪を思い出すと、何故か悲しくなる。 もう1つは、血まみれの少年の姿。彼は私に向かって手を伸ばしている。 彼の顔は覚えてないけど、きっと大事な人。 それだけはわかる。 生前 まぁ良いとこのお転婆お嬢様。 隣の家に住んでいる幼馴染みの事が好きで、よく一緒に遊んでいた。 ある日適当に選んだ髪ゴムが子供っぽいことで、幼馴染みではない少年に、からかわれたことがあった。 しかし、幼馴染みの彼は、その髪ゴムについている玉がノアの瞳の色によく似ていて可愛いと褒めてくれた。 それがきっかけで、幼馴染みの少年に恋をする。 世界中が戦争に陥り、安全な住処を求めてノアの家族と幼馴染みの家族は逃げることにした。 住処を転々とするなか、こんな状況でも懸命に生きているシロツメクサの花園を見つける。（とは言っても一面が花で埋まるようなものではなく、パラパラとある感じ） その場所で幼馴染みの少年が、ノアのことが好きだと告白し、大人になったら結婚をする約束をした。 その時、幼馴染みの少年から花で作られた指輪を贈られている。 しかし、戦争が激化し、逃げていたノア達も巻き込まれてしまう。 アンデッドを増やすためだけに殺そうとしてくる兵士達。 ノアと少年を庇い、それぞれの両親は殺されてしまう。 ノアと少年は近くの山に逃げるが、子供の足でそこまで遠くには行けない。 その後、もう使われていないであろう小さな獣穴を見つける。 少年はノアをそこに隠す。 少年は共にいるより、自身が囮となって別の場所に向かって逃げることを決めた。 ノアは泣いて嫌がったが、少年はノアの元に必ず戻ると約束し逃げた。 ノアはそのまま食べるものも飲むものも無いまま、3日間隠れ続けた。 ある日、外から音がした。 兵士達が来たのか、それとも彼？ ノアはそっと顔を出して外を覗いてみた。 そこには少年が立っていた。 再会を喜び外へ出たが、彼の様子がおかしいことに気づく。 彼は身体中血まみれだったのだ。 よく見れば額に穴もあいている。 そして、彼の目はノアを映してはいなかった。 彼はノアに向かって手を伸ばしてくる。 ノアは目の前の事実が認められず、伸びてくる真っ赤な手をただ見つめていた。

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