タグ： 久遠の匣

幼少期に剣道を習い、中学から弓道を始め、休日には祖母に篠笛と日本舞踊を仕込まれる。といった純和風の生い立ちを持つ。この生い立ちをしった人たちからはよく「武士かよ」と突っ込まれる。 そんな反応をされまくった少年時代の彼に、ある思いが芽生え始める。 「俺はもしかして武士なんじゃないのか」「武士じゃなくても特別な力があるに違いない」 そう、完全なる中二病だった。 矢を射るときに「私は一発の銃弾」などと呟いてみたり、ある時には雨の中落ちていたぬいぐるみを持ち帰り綺麗にして「恩返しに魔法少女にしてもらえるかもしれない」と眠れぬ夜を過ごしてみたり。ついには改名し自らのことを「ラウガ・シェードリィ」と名乗ってみたり。 黒いノートを拾って嗤い、剣型のペンを聖剣だと驚いて見せ、カトラス型の爪楊枝を見つけては「レアものだ！」とはしゃいだ。 ふと彼が気付くとそこは仮想都市の中心部だった。 ――随分と放浪したものだ。 そっと息を吐き、彼はまた歩き始めた。まだ見ぬガラクタ――否、宝具を求めて。 ～・～・～・～・～ 「剣術」「弓術」はマーシャルアーツと複合するが、単体での使用。 「拳」などとの併用は不可。 「弓術」技能を使ってのスリングショットを射ることは可能。

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