タグ： 白日月組 1部

友家無居 非(ゆうかむい あらず) 有名な神社の跡取りとなり立派な巫女としてこれからその神社を守って行く…はずだった、少女 その少女の中には悪魔がいた、それは唯一の例外を除き誰も止める事の出来ない悪魔、非の血族はその悪魔を封じ込める力を持っていてその代生まれてきた一番強力な結界を持つ女の子がその悪魔を体に封じ込め、一生を終える際に次の代に渡すというもの、そして今の代では非は今まで抑えてきた巫女の中で一番強い結界を持っているかもしれないという程の才能で非の中に悪魔を潜めた、そして月日は流れ非が中学2年生となる時悲劇が、そして非が非になるきっかけが出来た、非は巫女の仕事をしながらも学校に通っていた、そして中学2年生ともなるとやはり色恋の感情も激しくなる、そして非は恋をした、それは同じクラスの女子に人気のあるイケメンの男の子に、そしてその恋から非の歯車は崩れた、いや崩された、非はその男の子に一途だった、一目惚れだった、いつかは彼の家にお邪魔したいとも思っていた、でもお互いの事情がありなかなか予定が合わなかった…しかし非は…いつのまにか彼の家に居た、彼の部屋に…そしてそこで非は気がついた、何故私がこの部屋にいるのか、何故私は彼の私物を持って…そこでドアが開いた、そこで逃げようとした彼は非に抑えられた、そして非はいつのまにか叫んでいた、「なんで逃げるの！なんで私から目を逸らすの！見ててよ！ねぇ！ずっと私を見ててよ！！」そして非は「貴方の為なら！貴方の為ならこんな事だって出来るのに！」と言い自分の目に手に持っていたカッターナイフを突き立てた、そしてその目から溢れ出す血は、痛みは自分の中で築き上げたものを壊し再構築していく様だった、さっきの感情以上に、もっと禍々しく歪で…そこで非の意識 は完全に闇に堕ち気がついた時にあったのは血塗れのカッターナイフとその彼の血に染まった自分の巫女服、そしてカッターナイフを持っている別の手に持っていた、こちらを向いて驚愕と苦悶の表情をした、闇に堕ちる前に見た彼の首だった…そして全て悟った、自分は操られていたんだと、元々私の結界を脆くする為にワザと感情を揺さぶってこの人に恋をさせて自分を暴走させだんだと、それを理解した途端彼女は壊レタ、ドンドン自分ガ怖クナッテイッタ、彼女ハ考エタ、私ノ所為ダト、私ノ所為デ大好キナ人ガ死ンダト、それを理解する度に壊れて壊れて壊れて吠えて叫んで喚いて怒鳴り散らして、それでも…彼女の周りには大好きな人の顔以外…なにもなかった…だそれは世間には"何故か"知られなかった、その男の子の事も元々居なかった事に…しかしその事が彼女の両親に知れ渡った、それからというものの彼女の両親は非を人と見なかった、非を杭で打ち付けられて目を塞ぎなんども殴った、蹴った、棒で何回も叩いたり…しまいには刃物で切ったり弓で射ったり…その後は彼女を引き剥がし無理やり犯したりもした、元々結界の能力に長けていても彼女の身体は他の人より幼かった、そして大好きな人を失い、信じていた親にすら捨てられ、嬲られ、袋叩きにされ…そんな彼女にはもう肉体的にも精神的にも抵抗する術はなかった…

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